川崎市営霊園の一般墓所(1㎡)の石塔・外柵 お盆明けから施工予定です

2025年8月7日(木)


こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

そろそろお盆休みが近づいてきていますね。弊社では休み明け最初に取り掛かる仕事として、久しぶりに川崎市営霊園(緑ヶ丘霊園)での1㎡墓地の施工を考えています。

 

外柵は弊社でよくお選びいただいているスタンダードなタイプ。入口に柱を設けずに納骨室の開口部を大きくとる形です。(上に載る石塔は中間色のインド産石材でできた洋型)

もちろん柱石をつけるのも当然ありですが、間口1mなので柱付きよりもこの形はスッキリとした印象があります。シンプルなお墓が好きな人にはおススメですね。また納骨室の前蓋部分を墓誌にしてあるので、墓誌の横幅を大きく取れるのもこの形のよさでもあります。

この形のもう一つの特長はお墓の根石部分(基礎コンクリに接する部分、つまり一番下側の部材です)を構成する部材が少ない事。この形では4つの部材で根石部分が構成されています。もし柱が付くと入口両側に柱が入るので+2部材で6つの石で根石が構成されることになります。

柱を設けた場合、当然のことですが接着剤をしっかり使い丁寧に据付けますが、もし捻じれの力などが加わった場合には目地が少ない方が有利なのかもしれません。

ただし大地震のような大きな応力がかかる場合は、どちらの形でも無傷では済まないと思います。ここで申し上げたいのは「柱石付きのお墓が弱い」ということではなく、シンプルな構成のお墓の特長を述べているということをご理解ください。(柱石付きのお墓にはその形の長所があり、柱を構えることで重厚感がでるものです。それぞれの形の良さがあると私は考えています。)

さて、柱がないシンプルなタイプ。

柱がない分だけ納骨室内側を広く取ることができ、大人の骨壷(7寸壷)で9つまでは余裕をもって納めることができます。もっともこれはあくまでも図面上のこと。例えば地方のお墓から移転などの場合では小さめの骨壷もあるでしょうから、実際にはもっと多くのお骨を収蔵することができることでしょう。

ところで今回施工するお墓は塔婆立はつきません。でも、この緑ヶ丘霊園の1㎡墓所では形を工夫することで塔婆立を備えることもできます。

以前の記事の一番最後のほうでも書きましたが、浄土真宗を除く仏教の場合、年回忌や施餓鬼などの法要の際には塔婆を建てて故人を供養します。もちろん市営霊園ではお寺の境内墓地ではないため、該当する宗派の方でも塔婆立はパス、という方も多くいらっしゃいます。

ただ後々の話ですが…万が一、ごく身近な家族を亡くされたりしたときに「やっぱり塔婆を建てたいな」と思っても、塔婆立を後付けするのはなかなか難しくなってしまいます。そうした意味では市営霊園での建墓の場合も塔婆立を備えるかどうか、この部分はご家族でしっかりと検討されるのが良いと思いますね。(ちなみに弊社では市営霊園での建墓の場合、必ずこの部分をお伝えしお施主様に理解をしてもらった上で塔婆立の有無を決定しております。)

1㎡墓所の工事は半年ぶりくらいです。いつものように念を入れてしっかりと施工を行いたいですね。

それでは今日はここまで。最後まで読んでくださってありがとうございます。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
お墓以外にも石鳥居や記念碑のお仕事も承っております

似顔絵(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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