川崎登戸の町石屋は、お墓づくりのパートナーでありたい。
本年最後のお石塔を建ててきました。
今年も多くの皆さんにお墓工事の機会を頂戴いたしました。石の種類、形、大きさ、広さ。それぞれみな異なるものの、その家にとって思い入れのあるお墓になってくれていれば、石屋としてこれほど嬉しいことはありません。お墓づくりのお手伝いをさせていただいた甲斐があったというものです。
あとはお墓参りを欠かさなければ、長く幸せをもたらしてくれるはずだと思います。
ところで私は基本的に、「お墓づくりそのもの」はどこまで行ってもお施主様の仕事であると思います。もちろんお墓作りにおいて実際に実務を担うのは石材店です。それでも石屋が勝手に決めて、やりたいように仕事をするわけではありません。
プロとしてお施主様の話をきちんとうかがう。そしてそのお宅のお墓づくりに関して、良いと思われることを提案したり、逆にそれはちょっと…というようなことに関してはきちんと理由を説明したりする。
理想を言うなら、お墓づくりにおけるキャッチボールのパートナーでありたいと思います。
「お客がいいと言うんだからこれでいい。お客が求めるからこれでいい―。」
確かに最終的にはそれが正しいかもしれません。でも石材店はお施主様に対して、単なるイエスマンに留まってはいけない部分もあるのではないでしょうか。
そのために来年もいろいろと学び、それをアウトプットしていきたいものですね。
また、よろしくお願いします。