お墓を建てるという選択。
そろそろ今年の総仕上げの時期になってきました。
現場の方もあと2基の石塔を建て上げるだけ。お戒名彫刻が7件ほど残ってはいますが、どうやら確実に仕事を終えられそうで一安心です。
ほんの少し早いかもしれませんが、この一年を振り返ってみると本当に色々な仕事に恵まれ、多くのお施主様とお会いし、話をする機会をいただきました。
弊社ではお墓を建てていただいたほとんどの方に「お墓を建ててよかった。」、「安心した。」と言っていただけます。もちろんにこにこ笑顔の方ばかりじゃありません。ご家族を亡くし悲しい思いの方だっていらっしゃいます。
それはともかくとしても、お墓を建てることによって気持ちが救われる、そういった部分もかなりあるのではないでしょうか。私はそう思います。
巷ではお墓のあり方が大きく変わってきたと言われ、従来のお墓はあたかもその役目を終えたかのような扱われ方をすることもしばしばあります。
時代とともにお墓のあり方も変わるべきという意見や、お墓そのものがなくてもいいのではという意見もあるようです。(写真は9月30日の朝日新聞の紙面です)
私は石材店として、それらの意見にいちいち反駁したり否定したりはするつもりがありません。もちろん自分なりの定見はありますが、人によって考え方があるのでそれを人に押し付けようとも思いません。
紹介しておきたいことは、一点のみ。上に書いたように「お墓を建てて本当によかった」と、心から言っていただける人たちが少なからずいる。それだけです。
流行りの葬送方法ではありません。話題性の低い話でしょう。でも・・・。
もしかしたらお墓を建てるということは、流行ではない分だけに一番後悔する可能性の低い選択肢なのかもしれません。
叶うならば、多くの人たちにこう思っていただけるよう、来年もお会いする方々にお墓の良さや素晴らしさをお伝えしたいです。そしてご縁のあった仕事に精一杯の気持ちを込めて、取り組んでいきたいものですね。
残すところ今年もあと10日ほど。営業自体は29日までなのであと7日間。いい締めくくりが出来るようにもう一頑張りですね。
また、よろしくお願いします。