川崎市高津区 緑ヶ丘霊園での外柵工事が完成しました。
2017年11月21日(火)
川崎市多摩区登戸の町石屋、吉澤石材店の吉澤光宏です。
先月末に手をつけ始めた緑ヶ丘霊園でのお墓のリフォーム工事。作業が終了したので、さっそく様子をアップしてみます。
今回は6㎡と言う比較的広い敷地のお墓です。既存の石塔・墓誌を取り外した後は、大谷石の外柵を解体撤去。
基礎コンクリート工事を行います。また、納骨室と右側・裏側の根石(土台)部分はコンクリート仕様。写真はちょうど納骨室と土台部分のコンクリートを流したところです。
他のお墓工事との兼ね合いで、型枠をばらした後の養生期間もたっぷりととれました。御影石の部材と合わさる部分は、石・コンクリート共に荒らしてデコボコに。
モルタルの馴染みを良くするためです。モルタルを使う部分にはこの作業は必須だと考えます。
石の下端(下側)にも筋状の窪みが入っているのがわかりますか?この部分に練ったモルタルが入り込むのです。
また、仕事の流れで今回は現場での作業になってしまいましたが、アンカーボルト用の穴あけも行います。ここにステンレスの補強金具を取り付けます。
こんなふうに石のつなぎ目に金具を取り付けました。
根石とコンクリートのつなぎ目は、穴をあけてカスガイを入れます。何があっても大丈夫とは言えませんが、解体作業などの経験上、こんな小さな金具ひとつでもかなり違うと思います。
見えない部分に細工を施しながら外柵の据付まで完了。
このあと柵内には土系舗装材を施工。これで後のメンテナンスはだいぶ楽になることと思います。
石塔も水アカを落として、だいぶスッキリとした印象に。裏側の建立年月・お施主様名にも白ラッカーを入れ直して、見やすくしました。
古い石塔だったので、底の部分を削ったりしながら高さを調整。乗せたり外したりを繰り返し、思ったより手間どりましたが無事に据付け完了です。
最後の棹石(〇〇家之墓と刻んだ石のこと)には、免震パッド「絆」を使って据付けてあります。
そして今朝、化粧砂利と雪見灯篭を据付けて完成になりました。
逆光気味なので少し見づらいですが、こんな雰囲気に仕上がりました。
石塔・墓誌は既存のものをそのまま使用。お線香をあげる香炉と雪見灯篭は新設です。
以前はどちらも人造(練り物)でしたが、今度は御影石製。年数を経てもそう簡単に朽ち果てません。長く使用していけると思います。
横かな眺めても違和感なく仕上がっていますね!
盛り土までの高さはほぼ変わっていませんが、羽目石という囲いが付いた分、ずいぶんと雰囲気が変わりました。
これから向こう何十年にもわたって、心配せずにお墓参りができると思います。
来月のご納骨の際、お施主様に実際にご覧いただくことが楽しみです。
今回は吉澤石材店をご指名いただきまして、本当にありがとうございました。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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