川崎市麻生区の墓で、石塔(墓石)・外柵工事に着工です。まずは基礎工事。
2017年6月23日(金)
川崎市多摩区の吉澤石材店、吉澤光宏です。
前回更新で、月曜日に川崎市麻生区でお墓の基礎コンクリート打ちを行った記事を書きました。実は次の作業現場も、同じ麻生区ですぐ近所のお墓。(墓地自体は別の場所)
巡りあわせが良かったので、そのまま午後からそちらにうかがい基礎工事を開始しました。
墓所入口が階段ですが、中に入りさえすれば平坦な立地。地山と呼ぶしっかりとした地盤なので、機械の力を使って作業です。
木杭を打ち込んであるのは基準となる高さを正確に出すため。遣り方(やりかた)と呼びます。
糸(水糸とも)を、左右の遣り方間にピンと張り、既定の長さに切った棒(バカ棒と呼びます)を使って、墓所内の色々な場所の高さ確認をしていくんですね。
ちょっと原始的な感じ。アナログチックでしょう?
でも現場作業の中では、馬鹿にできないものです。原始的だからこそ、間違いも少ないということもあるんですよね。
遣り方を設けることで、必要以上に地盤を掘削することもなくなりますし、コンクリート面の高さを揃えることができるんです。特に広めのお墓の場合、結構重要なものなんですよね。
そして割栗を入れ、ランマーによる地盤の転圧。何度も周回して節度あるところまで締固めます。この工程も天候の良い時に行いたい作業ですね。
勢い余って、ランマーを周囲のお墓にぶつけないよう、注意が要ります。
転圧完了後には、水抜きの穴を設置や配筋です。写真はD13鉄筋を配ってコンクリート打設の一歩手前まで完了したところ。納骨室が出来るあたりにも、斜め鉄筋を入れてみました。
このあと、無理すればコンクリート打設まで行ける時間でしたが…。
天候が良すぎたこと、2人でコンクリート打設するには、少し大変な場所だったこともあり、この作業は日延べしました。
これからの時期は、コンクリートもなるべく短時間で打設しないといけません。日差しや気温で乾いて悪くなってしまうんですよね。
・・・と、ここまでが火曜の作業。
そして昨日、朝からコンクリートを流し込んできました。(左側の遣り方は写真撮影後、抜いています)
やっぱり二軒分の広さのお墓です。コンクリートの量も約1㎥と、それなりに多くなりました。風が通る現場なのに、かなりいい汗?をかかせていただきました(笑)
それはともかく、本格的な雨を前に、良い基礎工事ができて一安心です。
このあと時間をおいて据付け工事、といきたいところですが・・・。発注時期や他の工事との兼ね合いもあり、こちらのお墓は8月ころの据付工事になりそうです。
ご依頼いただいたお客様のため、なるべく良い条件下でお墓工事をしていきたいです。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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