お墓の由来を、家族で共有しよう

2026年2月15日(日)


こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

今日も納骨のお手伝いが一件入っていました。
納骨の場に立ち会うと、ときどき思います。

建墓の時に、なぜその石・その形にしたのか。
そして、その「由来」が家族の中で
共有できているかどうか。

そこが、お墓への思い入れの深さを
左右するのではないかと。

以前、ご納骨に伺ったときのことです。
そのお宅のお墓は、
外柵に福島県産の白河石を使ったものでした。

白河石は、御影石とは違って、
落ち着いた渋い色調の石です。

ツヤは出ませんが、磨いた御影石にはない
素朴さがあります。

年月が経つとコケや汚れがつきやすく、
だんだんくすんで、色が濃くなっていく。

つまり、時間とともに
風合いが変わっていく石でもあります。

そのお墓にも、時間を経た分だけ、
くすみや汚れが出ていました。

ただそれは、単なる劣化ではありません。

白々しているよりも、むしろ重みが出ている。
私には、そんなふうに感じられました。

由来を家族で共有できるお墓

ご納骨を終え、お代金をお預かりして
領収書をお渡ししたときのことです。

お施主さんが、ふとこう話してくださいました。

「この石、白河石っていうんだよね。
父が福島の出身でね。
福島の石がいいって言って、
お宅にお願いして建ててもらったんだよ。」

この一言が、私は嬉しかった。

石の名前を覚えていること自体もそうですが、
それ以上に、その石で建てた理由が、
そのご家族の中に残っていた。
それが嬉しいんです。

なぜこの石でお墓を建てたのか。
そんな理由が家族で共有できると、
お墓への思い入れの部分も変わってくると思います。

お父さんが選んだ石。
おじいちゃんの故郷の石。
本家と同じ石。
奥さんの実家と同じ石。

理由は人それぞれでしょう。

でも、その「由来」が家族の中で共有できている
お墓は、お参りをするときの心の距離が、
より近い気がします。
思い入れは、きっと深まっていくはずです。

お墓づくりでは、
石の品質や価格、形やデザインに
目が行きがちです。

もちろん、それらは大事です。

けれど、同じくらい大切なのが、
「なぜこの石・この形にしたのか」
という、そのご家族なりの由来だと思っています。

由来を伝えよう

立派な文章にまとめる必要はありません。
何気ない一言で十分です。

「この石は○○県の石」
「おじいちゃんがこの石が好きだった」
「当時はこういう事情で、この形にした」

お墓を建てた方は、
ご家族とぜひこんな話をしてみてください。

そして、もし可能なら、
何か一行でもいいのでメモ書きとして
残してみてください。

石は、お墓として長くその形をとどめます。

そして「由来」を知ることで、
お墓はもっと長く、
家族の中で生き続けると思います。

では。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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