国立歴史民俗博物館でたどる「死」とお墓の歴史

2026年2月11日(水)


こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

千葉県佐倉の国立歴史民俗博物館、
歴博へ行ってきました。

ここは、日本の歴史と文化を
総合的に扱う博物館です。

歴史学、考古学、民俗学。
その視点で、先史から現代までが並びます。

私はその中から、
先祖との関わりや「死」の展示を追って
見て回りました。

石屋なので、展示を見ながらも、
いつもお墓に関わることを考えます。

昔から人は死とどう向き合ってきたのか。
死者をどう遇してきたのか。

それを自分の中で、もう一度確かめる。
そんな時間になりました。

展示は、時代ごとに姿がまるで違います。

古い葬送の資料もある。
文字や形として残していく時代もある。
地域で、家の内で続く供養もある。

同じ言葉で、一括りにはできません。

ですが、時代や形は違っても、
人は「死者を放っておけない」。
そう感じさせられる展示でした。

とりわけ印象的だったのは
仏教が伝わる前の時代の展示です。

縄文期の集団での祖霊祭祀。
弥生期の甕棺、方形周溝墓。

以前、秋田の大湯環状列石を訪れた際にも感じた、
死者を畏れ、大切に扱うという感覚が伝わってきます。

宗教の体系が整う前から、
人は死者を弔い、
先祖を敬って生きていた。

そのことを、改めて思わされました。

もちろん、天変地異や貧困で、
どうしても葬ることができなかった時代も
あったはずです。

ただそれは、
死者を粗末にしたかったのではなく、
弔うことができなかった結果だったのではないか。

そう考える方が、自然に思えます。

展示を見終えて、
一つの考えに戻ってきました。

石屋として日々お墓に関わっていると、
墓石という「形」から話を始めてしまいがちです。

でも本当は、その前にあるものがある。

この国の人々は、暮らしの中で、
死者とともに歩んできました。

手を合わせること。
先祖を迎え、送ること。
思い出すこと。

人々は死者を身近に思い、敬い、
手を合わせてきたのです。

その営みを受け止める器のひとつが、
お墓なのではないでしょうか。

歴史を勉強しに行くのではなく、
人が死をどう受け止めてきたか。

今日は、それを確かめに行った一日でした。

歴博、大人にも子供にもおすすめだと思います。

では。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

似顔絵現地確認。お見積り・ご提案はすべて無料です。

(有)吉澤石材店 吉澤光宏

ご相談・お問合せは、お気軽にどうぞ。
電話 044-911-2552 (携帯転送なので外出先でもつながります)
メール お問い合わせフォーム

トップページはこちら
お問い合わせフォームはこちら