位牌が入荷しました~お客様と選んだ紫檀の唐木位牌
2025年11月16日(日)
こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
今日、以前ご注文いただいた位牌が届きました。

左:唐木位牌 黒檀3.5号
右:唐木位牌 紫檀4.5号
少し前のことですが、納骨と戒名彫刻のご相談でお客様がご来店されました。
そして、お話を伺う中で、位牌もお願いできますかとお声がけいただきました。
位牌を選ぶには、いくつか確認すべきことがあります。
ひとつはサイズです。
ご自宅に既にある位牌の大きさよりも、少し小さめのものをご希望されました。
仏壇の中で複数の位牌が並ぶときは、バランスが大切ですよね。
極端に大きいと収まりが悪くなりますし、小さすぎても見劣りしてしまいます。
既存の位牌のサイズを聞いて、今回は4.5寸をご提案しました。
それから文字の確認です。
既存の位牌が書きか彫りか、また、色は金色かどうか。背面の文字はどうか。
こうした細かなことも、仏壇全体の統一感のためには大事なポイントになります。
材質については、今回は唐木位牌をお選びいただきました。
塗り位牌もありますが、唐木位牌は銘木そのものの美しさが魅力です。
黒檀と紫檀がある中で、お客様が選ばれたのは紫檀でした。
黒檀に比べて暖かみのある色合いで、赤みを帯びた深い色調が特徴です。
故人が女性だったこともあり、この色がぴったりだと感じました。
上春日という形は、シンプルで品がありますね。
金文字がよく映えるのも良いところかなと感じます。
お客様のご希望を伺った後は、メーカーの担当者とも確認しながら進めました。
サイズや文字、材質など、間違いのないものをお届けするために必要な連携は、
丁寧に行います。
そうして今日届いた位牌は、とても美しい仕上がりでした。

位牌選びには決まった正解があるわけではないと思います。
ご家族の想いや、仏壇の雰囲気、故人のイメージに合わせて選んでいく。
そのお手伝いができることが、ありがたいと思っています。
会津の位牌は、作り手の丁寧な仕事ぶりと、産地としての信頼感があります。
実際、私自身も父の位牌には、同じ会津の工場でつくられた
「京丸 漆黒檀」をお願いしました。
材質や形は違っても、安心して任せられると感じたものです。
だからこそ、お客様にも自信を持ってご紹介できるのだと思います。
では。
【関連記事】:売り込まないがお勧めはする。作り手の顔が見える会津の位牌(2025年11月2日)

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