雨天延期の日は工場作業|お墓の石を切削加工
こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
今日は緑ヶ丘霊園での1㎡墓所の据付工事を予定していましたが、朝から不安定な空模様。いいと思えば空から雨が落ちてきます。なので、残念ながら日延べにしました。お彼岸前ということもあって、どうしても気持ちはあせります。
でも、雨天延期の詳しい理由については先日の記事に譲りますが、お墓は建てて終わりではなく、長くそこに在り続けるもの。施工の品質を落とさないことが大切です。しっかり乾いた状態で工事できる日を選び、来週あらためて作業に入ります。
さて、現場に出られない分、今日は川崎市多摩区の工場で墓誌の柱石を切削加工。長さのある石材なので、クレーンで慎重に吊り込み、重心を見極めながらゆっくり切削台へ。うちの石材切断機は長尺の石を一気に切るタイプではなく、小物加工向きなので切削台に石が載り切りません。そこで高さと水平を合わせた補助台を用意し、位置決めしました。

長尺物の石材を吊る様子。重心が狂わないよう要注意の作業です。(写真は切削後)
切削刃の径も大きくないため一度では切り下げられず、天地を返して二度切断。最初の切り込みの“道”が真っ直ぐでないと、返したときに大きくずれてしまいます。調整しながらの作業になります。切断中は水しぶきと刃の音が響きます。刃の通りを確かめながら、少しずつ作業を進めました。
幸いこの切断面はコンクリート基礎の中に収まって完全に見えなくなるため、無理単位の精度までは求められません。あとは、次の工程で困らないよう角の欠けに注意して丁寧に面を取って仕上げました。

石を裏返しての切削。もうすぐ切り終わりです。
そして二本とも無事に切削完了。

二本の石を同じ長さに切削完了。屋内に置いて出番を待ちます。
雨の日は残念ではありますが、こうして石材加工を進めておけば次の墓石工事がスムーズ。気持ちも落ち着きますし、次の工事も無事に進めば、雨の日を無駄にせず有効に使えた一日となるのかもしれません。
では。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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(有)吉澤石材店 吉澤光宏
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