変わるもの、変わらないもの~登戸稲荷社の秋祭り2025~
2025年9月7日(日)
こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
我がまち登戸は、9月の第一土日が氏神様である登戸稲荷社の祭礼にあたります。
かつては夏と秋、年に二度の祭礼がありましたが、今年からは秋祭りのみに。神楽や太鼓・神輿が出て、境内には屋台が並ぶ――いわゆる地域の「お祭り」として集約された感じです。少し寂しさを覚える一方で、ここ数年のお祭りの人出はかなりのもの。まだまだ人口が増加中のまちならではのエネルギーを感じます。
子どもの頃はお祭りといえば、屋台でのゲームや買い食いが楽しみで、訳もなく心が弾んだものでした。今思えば、お祭りは地域の伝統行事の一つ。こうした文化が若い世代にも引き継がれて、登戸らしさを大切にしていってほしいと感じます。
登戸地区の各町会もそれぞれ神酒所を設けてお祭りを祝います。私も昨日は朝から地元・多摩川町会の神酒所づくりをお手伝いしました。テントを設け、机や椅子を並べ、神棚を組み立てる。写真を見ながらの作業とはいえ、やはりベテランの役員さんの知恵と経験がなければ前に進みません。

登戸多摩川町会の神酒所
神酒所脇に並べた子ども神輿と太鼓も、真新しい紙垂(しで)が下げられ、お祭りの雰囲気を高めます。

真新しい紙垂が下げられた神輿と太鼓
奉納を稲荷社の寺務所にお持ちするときに境内を写してみました。

登戸の氏神様・秋祭りを迎えた登戸稲荷社(登戸稲荷社の鳥居を始め、境内の石造物は吉澤の石工の手によるもの)
まだ明るい時刻だったので、鳥居前あたりは比較的ゆったりした感じでした。ですが境内は小さな子どもを連れた親御さんや子どもたちの姿も多く、なぜかちょっぴり嬉しくなりました。夕方から夜にかけては、きっと参道も大勢の人で埋め尽くされたに違いありません。
さて、昨日の夜宮に引き続いて今日は本宮。夜の9時ころまで大勢の人で賑わうはずです。先日の記事で変わりゆく登戸のまちについて書きましたが、このように受け継がれてきたお祭りは登戸らしさを伝える大切な文化。これからも大事にしていってほしいと願っています。
では。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
お墓以外にも石鳥居や記念碑のお仕事も承っております
(有)吉澤石材店 吉澤光宏
ご相談・お問合せは、お気軽にどうぞ。
電話 044-911-2552 (携帯転送なので外出先でもつながります)
メール お問い合わせフォーム