映画「雪風」を観て―つなぐということ
2025年8月31日(日)
こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
昨日、映画「雪風」を観てきました。
戦中から戦後を生き抜いた駆逐艦を題材にした作品ですが、戦争や戦闘に重きを置くというよりも、そこで生きた人々の思いや願いにフォーカスされた内容だったと思います。
実際に存在した艦が題材だけに史実の重さを感じる一方、そこに生きた人々の想いという物語的な部分もある。その組み合わせが私にはちょうどよく、静かな余韻を残してくれました。
中でも忘れられないのがラストシーン(少し内容に触れてしまいますが…)。雪風の乗組員たちが未来の私たちに向かって軍帽を振り、「見てるぞー!」と呼びかけてくる場面。自分に直接語りかけられているようで、スクリーン越しに強いメッセージを感じました。その声は励ましのようでもあり、同時に問いかけのようにも思えました。
「先人に恥じない国であるだろうか」。劇場を後にしながら、そんな言葉が頭に残りました。激動の時代を生き、仲間や大切な人を失いながらも、次の世代へ思いを託そうとした人たち。その気持ちを、今の私たちはどう受け止めているのだろう――自分自身に問われているような思いがしました。
年を重ねてきたからかもしれませんが、最近は「つなぐこと」の大切さを以前より強く意識することがあります。人はそれぞれの人生を懸命に生きながら、同時に誰かから受け取ったバトンを次代へと渡していく存在でもあります。仕事や暮らしの中でそのことを忘れがちですが、あのラストシーンはそれをはっきりと示していたように思います。
仕事で墓地に行くと、墓域で戦没者の方のお墓や慰霊碑を目にすることがあります。祖父と大叔父二名、うちも三名が戦争で亡くしています。そのため、そうした石碑を見ると、どうしても身近なこととして感じられるのです。
お墓参りに来られるご家族の姿を見ていると、時代を越えて想いが受け継がれているのを感じますし、またその流れを繋いでいってほしいと願わずにいられません。
石に関わる日々の中で、先人の思いが今も確かに息づいていることを感じます。
では。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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(有)吉澤石材店 吉澤光宏
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