稲城市の共同墓地 石塔・墓誌を据付けてお墓の工事がすべて完了です
2025年8月6日(水)
こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
7/30にブログにあげた稲城市での建墓工事、朝一番に会社を出て神道型石塔・墓誌の据付け作業を行ってきました。
前回でここまで終わらせておいたので、今日はこの続きからの作業です。
ちょうど現場は道路の脇、短時間ならトラックから直接吊り込んで石塔の上台・棹石・墓誌を据え付け可能です。しかも朝9時半くらいまでは日陰になる立地。なので石が過熱し過ぎる心配もありません。そうした部分においては作業環境は良好ですね。
性質の異なる2種類の接着剤を置いて作業をしていきます。『点』ではなく『面』で。団子状に配した接着剤が石が載ることで押されて広がります。まさに面に!ココ、とっても大事なところなんですよね。
当然、上下の石の面はよく清掃してほこりや石粉が付いていない状態にすることも重要。面が濡れたり汚れていれば、それだけ接着剤が充分に付かなくなります。それだけは絶対に避けなければなりません。
施工不良を起こさないよう気を配りながら、滞りなく据付け作業は終了。
昨日書いたように工事を一日延期して、やっぱり正解だったと思います。(昨日のブログはこちら)

納骨室の中の様子
納骨室をあけて写真を撮ってみました。写真の上側、一部写っているのは納骨室の蓋になっている拝石の裏側です。
この部分は結露して少し濡れていましたが、石塔の芝台裏や棚石の上はまったく湿ってはいませんでした。お墓の作りを工夫して外部と納骨室内との空気が少しでも動くよう、気温差を少しでも解消できるようにした効果があったかもしれません。
調湿効果のある天然ゼオライトを敷き込んでありますが、それが吸水して色濃くなっていなかったことからも、室内が湿気で充満していなかったことがわかります。
納骨室にお納めするお骨にとって少しでも良い環境であってほしいと願うので、確認してみて安心しました。
こちらは正面からの写真。
カンボジアグレーの8寸角神道型石塔、明るすぎず暗すぎずでいい感じですね。とても落ち着いた感じではないでしょうか。外柵の中国産白御影石ともバッチリ合っていますね。
人により好みはあるでしょうか、お墓の石の場合この『落ち着き』って結構大事な要素なのかもしれません。
何かない限りはお墓は何年にもわたり、永くこの場所にあり続けます。心穏やかにご先祖さまを思い手を合わせるとき、派手ではなく落ち着いた色調の石はいつでもお参りする人を優しく迎えてくれると思いますから。
今回は墓所左側の空き地もコンクリートを打ち雑草が生えることもありません。お墓自体ももちろん敷石仕様で雑草や実生の樹木をシャットアウト。お手入れが楽なお墓の完成です。
左の空き地の掃き掃除がしやすいようしたい、というお施主様の希望で墓所の間口を少しだけ縮めたことも正解だったと思います。
ご納骨予定でもある一年祭は今月末の31日予定。施主様はお墓のことなのでとにかく期日に間に合うようご心配をされていましたので、お盆前に完成させることができてひと安心です。
このたびは建墓工事を弊社にお任せくださいまして、本当にありがとうございました。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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(有)吉澤石材店 吉澤光宏
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