お地蔵様の入荷そして部材の運び込みに行ってきます。川崎市麻生区の個人墓地
2025年7月29日(火)
こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
5日前に書いたブログ記事のお地蔵様が無事に入荷しました。
さすが三州岡﨑の職人さんが作ってくれただけあって、仕上がり具合がとても良い。お顔も本当に良い表情をしています。
この写真だけ見ると、大きさが今ひとつわかりづらいかもしれませんね。お地蔵様を刻んだ石の高さは約60㎝、総高さになると約90㎝の大きさになり、お地蔵様としてはそこそこ大きな部類に入ると思います。出来上がればかなり立派になるのは間違いないですね。
ただ施工場所が階段を上がった先。しかも真ん中に手すりがあるので運び込みがかなり大変になりそうです。
石の重量は白系の御影石で一辺30㎝の立方体を作ったとするとその重量は約75㎏程度の重さと言われています。その計算でいけば一番下の台石はおおよそ96㎏!到底一人では階段を上がって運ぶことなんてできません。
一段一段、都度持ち上げたり養生をして転がしたりしながら階段をクリアするようですね。今の時期のこの暑さも大きな敵になりそうです。
お地蔵様に施主様名などの文字を刻みますが、それができるのにあと数日かかります。
とりあえず、今日は台座や花立の石を運び込んで下の部材は据付けていきます。
仕事の内容的には、クレーンがつかえればいっぺんに全部据え付けることが可能な案件。しかし今回のようにそれが無理な場合もあるわけで…。当然完成までにかかる経費的な部分は立地によってかなり変わってきます。
これはお墓を作る際や、墓じまいでの解体の時にも同じことが言えます。よくお問い合わせをいただく際、とりわけ解体工事などの場合には金額をお知らせすると『そんなにかかるのか!』なんて言われてしまう事もあります。
純粋な工事以外の部分でも廃棄代や搬入・搬出の人件費や、それにともなう搬路の養生資材の用意などの経費もかかってきます。当然、そういったことが必要な現場では作業の人件費も増えてしまうわけで‥‥。工事って目に見えにくい部分の経費があったりするものなんです。
そうしたことで同じ内容の工事でもトラック横付けのような現場と、山の上の運搬距離が長い現場とでは金額が変わってきてしまうんですね。
とりあえず今回は階段の距離はとんでもなく長いわけではありません。幾度か汗をかけば何とか終わりにたどり着ける部材数。石を欠いたりしないように、そして怪我や事故に注意をしながら作業を進めて行こうと思っています。
午前中に市営霊園での打ち合わせがあるので作業は午後から。気合を入れて臨んでまいります。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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(有)吉澤石材店 吉澤光宏
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