2020年4月15日(水)


こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

昨日に引き続いてブログを更新しようと思いました。

というのも今月初めにお引渡しの納骨をさせていただいたお宅のお墓のことを、うっかりブログ記事としてあげておくのを怠った(すみません!)ためです。

こちらのお墓は多摩区内にある寺院の境内墓地。以前に弊社で外柵部分を施工させていただいたお墓です。まだどなたもお亡くなりではなかったため、石塔は建てずにコンクリートの仮蓋を設置。その上に家名を刻んだ石板を設けてありました。

今回のお仕事はこの外柵上に五輪塔と墓誌を建立します。

納骨室の幅はこの地域で標準の2尺(約60cm)。この上に五輪塔の芝台(約70cm)を据え付けるわけですが、納骨室左右の石へのかかり(乗る部分)はそれぞれ約5cmと少し心許ない長さ。万一大きな地震などが起きた場合などは心配になります。

そこで弊社に在庫していた白御影石を使って、芝台の下にもう一段を入れてみようと思いいたりました。

この板石の幅は約85cm。納骨室左右へのかかりは約12cmとなり、通常の和型8寸角石塔と同じ長さになります。

白御影石台石の上に五輪塔の芝台を据え付けてみた様子です。

最近ではこのサイズの芝台は一枚の無垢材を使うことがほとんどです。しかしこの五輪塔は在庫として展示場にあったため、当時の標準的な仕様である四つ合わせ(四枚で接ぐ)の芝台なのです。

この形式の場合、芝台を構成する4つの石(①~④)をしっかりと白御影石台石が受けとめるために接着剤を充分に入れて据え付けることが可能に。そのため直接納骨室上に芝台を据え付けるより、強度も高められるというメリットもありますね。

写真を撮り忘れてしまいましたが、当然それぞれの石はステンレス製補強金具を抜かりなく入れてあります。これに併せて今回は※印の石をプラスしてさらに芝台を補強、そして芝台上に乗る台石の接着面積を増すようにと工夫を重ねてみました。

接着剤を付ける位置も、基本は芝台の上に多く付くようにと考えこのようなあんばいに。いつもより盛りが小さく見えますけれど、それぞれがグチャッと広がります。また数を多く付けたので強度としては充分稼げているのではと考えます。

さらに台石と五輪塔地輪の間には免震パッドと接着剤。ここはいつもの通りの施工ですね。

あとは水輪、火輪、風・空輪と弾性接着剤を使って積み上げ、目地をしっかり施工して栄州石9寸玉五輪塔の出来上がり。ずんぐりとした古代型とはまた趣きの違う、現代的なすらっとした五輪塔です。

黒御影石製の墓誌も取り付けて無事に作業の完了ですね。

今回は白御影台石の据付け、四つ合わせ芝台の据付け、そして五輪塔本体と墓誌の据付けと工程の性格上、3日に分けて作業を行いました。昨日も書いたように据えた石がしっかりと固定される前に上の石を載せるのは良くないと考えたからです。

近場の仕事はある意味贅沢に日程を組めるのでいいですね。

左隣に立つ8寸角和型石塔にも見劣りせず、立派に建ち上がったと思います。五輪塔の補強と高さを少し稼ぐ意味もあって取り入れた白御影石台石、今回はこれが大成功だと思います。

今回の五輪塔は在庫で会社にあったものですが、やっぱり栄州石(韓国産)は実績もある優れた石のひとつですね。外国産の石では早くから日本に入ってきて使われてきた石のため、石屋としても使って安心な白御影石なのです。

久しぶりの栄州石の仕事でしたが、スッキリとした白さと石目の細かさはとても素敵です。とくに五輪塔によく合っていると私は思います。

こちらのお宅の大切なお墓として存在し、施主様方の心の支えとなるような塔に育っていってほしいと心から願います。

今回はこの五輪塔を選んでいただきまして、本当にありがとうございました。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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