2019年7月18日(木)


こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

ブログ更新がずいぶんと滞っていました。でも仕事してなかったわけではなく、それなりに進めていたわけで…要はサボりという(笑)

さてさてそんなわけですが、タイトル通りの登戸の北向き地蔵と馬頭観音。特別に有名というわけでもなかったですが、地域の皆さんに親しまれていた存在でした。

先月後半までは弊社の斜め前に。ただ惜しくも区画整理事業のため、先月末にこちらの解体撤去を行い上屋は廃棄。

本体のお地蔵と馬頭観音は今日まで弊社で保管をしておりました。

魂を抜くお経の時には、けっこう多くの人が集まってくれたんですよ。

その間、移転先の光明院さんの境内に基礎コンクリートを打設。今日はいよいよ据付け作業です。

実はコンクリ打設後に雨に見舞われ、基礎コンクリ表面はざらざらに洗われてしまっていました。アクも取り除くだめ、まずはコンクリの表面をサンダー掛け。

その後に台石をモルタル据えです。基礎コンクリを水で湿らせつつ、台石下面もたっぷりと水で濡らします。

モルタル据えの場合、これって重要な部分です。コンクリートや石は乾いていると水分を吸うので、そのまま据えようとするとモルタルの水気はすぐなくなってしまいます。

そうなるとなかなか水平に据え付けられませんし、何度も動かすうちに石をしっかりと固定することができなくなってしまうんですよ。スポンジなどを使って台石の下側を湿らせます。(側面まで濡れていますがね)

ちなみにモルタルにも強度を上げるために接着剤を混入しています。

 

今回据えれば次に動くことがあっても、ずいぶん先のことになるでしょう。なので、少し不安定であろうお地蔵さまはステンレス製全ネジのダボを入れて施工しました。台石からお地蔵様本体までぶち抜きです。

モルタル目地も少し太めにして行ってこれで完成。

左がお地蔵様、右が馬頭観音様です。もちろん「北向き」と銘打たれていたので、ちゃんと北側を向いています(笑)

馬頭観音様もときどき不動明王と勘違いしている方もいましたが…

ちゃんと髪の毛のところに「馬頭」が刻まれていますよ。八本ある腕は印を結ぶ以外に剣や斧?、数珠などを持ったりしています。

正面の顔は少し破損していますが、肉厚に彫られていてとても立派だと思いました。

お地蔵さまも観音様も今度は光明院の境内で過ごしていくことになりますが、地域の安寧のためにお力を貸していただけると信じたいです。そしていつの日かまたもとの地に戻ることがあれば…とも願いたいものです。

今回は移転というお仕事。新しく形を作ることとは違いますが、歴史の一つの節目に携わることができ石屋冥利に感じます。

これからも先祖の仕事に恥じないよう努めてまいりたいと思います。ありがとうございました。


2019年8月8日(木)

据付工事の終わった北向地蔵と馬頭観音。今日8日に登戸・光明院境内で魂入れの法要が行われました。

朝10時より開式、でもこの時期の日差しは厳しく熱中症は要注意。ブルーシートとパラソルを張らせていただきました。

写真で見ると、30名弱の地域の皆さんが集まったので入りきれていませんね。

それでも、お寺からも冷たいお茶をご用意いただき、お坊さんから手厚いお経。無事に法要を終えることができました。

炎暑と呼んでいい条件の中、多くの人が集うところを見ても、このお地蔵と馬頭観音がいかに地域に愛されていたのかがわかりますね。

石は時代を超え後世に残る。そうしたことを改めて感じた今回の移設工事でした。

ありがとうございました。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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