納骨室の新設。基礎工事に取りかかりました。 川崎市麻生区の寺院墓地
2019年6月14日(金)
こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
ここ数日は梅雨も中休み。貴重な晴れの日になっていますね。この時期は天気予報を確認しながら、作業をする現場を決めているような状況です。
特に基礎工事のような「土いじり」の作業はなおさらなんです。
いくら作業日が晴れてたとしても、前日までの降雨量によっては土を掘り返したり、締め固めたりの作業が難しくなってしまうこともままありますので。
そんなわけで昨日からはこちら、川崎市麻生区の寺院墓地にて納骨室の新設工事に取り掛かりだしました。
墓所の真ん中に小松石の五輪塔。これを右側に移設して、まずは真ん中に納骨室を設ける工事です。
小ぶりな塔なので取り外しは特に問題ありませんが、そこはやはり小松石。あまり角をたてたりするとかけてしまう恐れもありますので慎重に…。
取り外し後には養生をして再建立に備えます。
そしてそのあとはこの工事のメイン作業、地盤の掘削です。
こちらのお墓の納骨室は、通常のタイプよりも深く(2.5尺深さ)お骨を直接土に還すタイプのものになります。骨壷で納める形が多いこのあたりでは、ごく少数派の形式ではあります。
イメージ図ではこんな雰囲気。後ろにもう一つある石は、後日石塔を建てるときの受け(支え)になります。
納骨室深さがより深いということは、掘り下げる寸法も増すということ。ただし、やみくもに掘り下げてしまってもよくありません。必要な分だけ土を掘削します。
丁張りを出してよく寸法を確認しながらの作業。
既定の深さまで掘り終えたら、次は割栗を敷きこんでの転圧作業です。
ランマーという機械で叩きこんで締め固めていきます。ここの現場は比較的基盤は良さそうですが、何度も回って入念に転圧を行います。
作業開始の時間が遅めだったので、一日目はこれで終了です。
と、ここまでが昨日の作業。今日14日は水抜きを兼ねた内枠の設置や配筋を行い、基礎コンクリート打設へと進めてきました。
コンパネを土留めがわりとして中心には水抜き穴。D13鉄筋を井桁に組んでコンクリート打設の準備完了。ここからコンクリートを流します。
遣り方に水糸を通して高さを確認しつつ、均して仕上げてきました。ちなみに基礎コンクリート厚は18cm程度。
上に乗る納骨室と石塔などの重さを支えるには十分な厚みだと思います。
ここで作業はいったん終了。据付けに問題ない程度にコンクリートが硬化するまで時間をおき、次はいよいよ据付け作業にかかっていきます。
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