多摩区の寺院墓地でお墓(石塔・外柵)の建立をしてきました。
2019年5月10日(金)
こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
昨日、元号が変わってから一発目の石塔建立を済ませてきました。
『令和』の文字もだいぶ見慣れては来ましたが、やっぱり新元号初めての石塔なので裏側も写してみたくなりました(笑)
0.7㎡と小ぶりな敷地サイズのお墓です。だけど工事の内容は特に変わるわけではありません。地盤掘削→割栗を敷きこんでの転圧→改良ますの設置→D13鉄筋を配筋といつも通りに作業していきます。
ただし狭めのサイズで両側にお墓ができているので、作業は細心の注意を払いながら進めていきます。
このくらいのお墓の工事は結構楽なのでは?と思う人もいるかもしれませんね。確かに運搬などはいくらか楽かもしれません。ですが、据え付け作業においては必ずしも楽だったり、簡単に済むわけでもないんです。
部材が小さめな分、簡単に動いてしまったりもしますし、むしろ普通サイズのお墓よりも据付けしづらい部分もあったりします。
今回のような現場の場合、石が少し踊ってぶつかれば、どちらかの角が欠けたりする可能性が高いです。間に緩衝材をかませながらの据付け作業になります。
もちろん、据付モルタルはセメントを適切な量を加えてよく練ったもの。根石の下端面はノミで叩いてデコボコの状態にしてあります。
根石まわりを据えたらその日はそこで作業は終わり。まだもう少し進められる時間の余裕があってもです。
別にもったいつけてるわけではありません。
理由は据えたばかりの根石に上の石を重ねたら、ズレたり下がったりしてしまうから。また据付けモルタルが『縁切れ』状態になったら何の意味もありませんので。
次の日に天板(納骨室の屋根+石塔の台兼用の石です)と塔婆立を据付け、また一日置いて石塔を建立してきました。
若干もどかしさを感じるところですが、接着剤の実用強度が出るまで時間をおいて作業するのが一番間違いありません。無事に新しいお墓が完成しました。
中国産白御影石(G623 )の丘カロート式外柵に、インド産М10というグレー系の和型の標準型石塔。落ち着いた雰囲気に仕上がりました。
背後に樹木があるので時に汚れが付着したりすることもあるでしょう。そんな立地にはこのシンプルで掃除のしやすいお墓が一番適しているのかもしれませんね。
再来週にはお引渡しとご納骨の予定。余裕をもって仕上げることができ一安心です。
このたびは建墓工事をご依頼いただき、本当にありがとうございました。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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(有)吉澤石材店 吉澤光宏
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