本日より通常営業。まず世田谷のお墓の現況確認から。
2019年5月6日(月)
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
GWのお休み最終日ですが、弊社は今日より通常通りに現場作業を再開しました。
近くの寺院墓地にて新規のお墓の据付工事をスタートさせています。
私は昨日ご相談いただいた墓地リフォーム案件の現場確認に行ってきました。
場所は偶然にも昨年お邪魔した世田谷区のお寺の隣のお寺。比較的近場とはいえ、それぞれのお寺で出入り業者さんもあるわけで、そう多く訪れる地域でもありません。連絡をいただいて不思議なこともあるものだなと思ったりも。
さて、それはともかくとして・・。
ご相談の内容としてはお墓の塔婆立が壊れてしまったということ。実はよくある相談事のひとつです。塔婆立はその細長い形状から言って、折れたり外れたりすることが多い部材なんです。
お話の限りでは折れたということから、柔らかめの石でできているのが推察されました。ということは、この近隣で昔多く使われた大谷石製なのか…
ということで訪ねてみると、ズバリ大谷石製の外柵でした。本来なら黄色の○印のあたりに見えているはずの塔婆立。壊れて矢印の先に置いてありました。
凝灰岩である大谷石は経年劣化が起きやすい素材。細長い塔婆立は長持ちしにくいです。あわせて塔婆が建つことで風を受けたりするので、どうしても負担もかかります。
折れたりガタが出たりするのも、ある程度宿命ともいえると思います。
これをどう直していくかというところですが、それはいくつかの選択肢があることでしょう。例えば・・・
- 壊れた塔婆立を取り除き、新たな石材で塔婆立をたてる
- 壊れた塔婆立を取り除き、新たにステンレス製塔婆立をたてる
- 塔婆立が壊れる→お墓の外柵全体にも同様に傷みが来ている。よってすべて取り外し新規の石材で作り直す
他にも考え方もあるでしょう。ただしどうやるかでかかる費用も結構変わってきますね。
また費用うんぬんだけで考えられるわけではなく、お墓の状態や使われている石の材質によっても提案できる修繕策も変わってきたりもします。
そうしたことからも、やっぱりお墓の修繕は墓地の現状を見ないとはっきりとした方向性は定まりませんね。
今回、お問い合わせをいただきありがたいです。じっくり状態を検分して、お客さんの希望する修繕方法で行けそうなことがわかりました。
まずは見積もり作成してみたいと思います。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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(有)吉澤石材店 吉澤光宏
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