防草対策もバッチリ。川崎市多摩区 寺院墓地の外柵のリフォームが終了しました。
2018年8月3日(金)
川崎登戸の川崎登戸の町石屋、吉澤石材店の吉澤光宏です。
6月末に解体・基礎工事をしておいた外柵リフォーム工事ですが、先月末に完成。ブログにアップするのをすっかりと忘れていました。
お盆前に完成予定ということで、少し余裕をもって終えることができました。
以前の墓地はブロックでできた外柵。囲いの高さはわりと高めでしたが、石塔本体は低い位置に据え付けられていたために、隣のお墓と比べてもかなり小ぶりな印象がありました。
しかしながら、通路を基準とした高さ(通路より約45㎝)に変わったので、印象もかなり変わりましたね。自分の経験上ですが、間口や奥行きの寸法に比べ、高さ寸法はけっこう見た目に影響する気がします。
ちょうど暑さが本格的になった時期の作業だったので、ブルーシートを張っての作業になりました。
あまり暑くなると人間も参ってしまいますが、石を据え付けるモルタルや接着剤にも厳しい環境であることは間違いありません。
夏場の作業では、毛布や南京袋を掛けたり、あるいは日影を作ったりしながら石を必要以上に加熱しないよう気を配ります。あまり早く乾きすぎるのも、いろいろな意味で好ましくないのです。
いつもの通り補強金具なども使いながら仕上げていきます。
今回のお墓は施主様の希望で、外柵内の盛り土部分は全面張り石仕上げ。これで完全に雑草はシャットアウトです。
ただし本磨き仕上げでは滑る恐れがあるため、バーナーで表面を弾き飛ばした「バーナー仕上げ」の張り石を提案させていただきました。近くに樹木がないので、年数がたっても汚れなどはそう気にならないはずです。
いいことずくめのような気がする外柵内の張り石ですが、一つだけ気を付けておきたい部分もあります。それは「水のはけ口」を考えておかなければいけない点です。
そうそう水がたまるわけでもないでしょうが、もし奥に向かっての勾配がついてしまうと外柵の奥に水がたまりがちになります。
水がたまるということは、その部分に水あかや汚れなども付きやすくなるということでもあります。あまり好ましくないですね。
入り口側に向けて水勾配を付けるか、今回のように羽目石(囲みの石)の下側をえぐって水をはけやすくするか。いずれかの対策を講じておかなければいけませんね。
石塔が東京型とは違った規格なので、芝台の厚さが目につきますね。この芝台も従前は四枚の石で接いだ「四つ合わせ型」から二枚接ぎのタイプに。
真ん中に空間が生じないので、四つ合わせ型よりも安定度は高めですね。
新しくするからには使い勝手も良く、少しでも長持ちするように。そんなことを忘れずにお墓作りに励みたいと思います。
今回はリフォーム工事のご用命をいただきまして、本当にありがとうございました。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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