多摩区内の寺院墓地で石塔を据付けてきました。

2018年4月16日(月)


川崎登戸の町石屋、吉澤石材店の吉澤光宏です。

月末にご法事があるお墓の建込みを行ってきました。あ、建込みとは、ここでは石塔の建立という意味です。

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30年くらい前に作っておいた外柵で納骨室はコンクリート製。この上に新たに石塔が乗るわけですが、この場合は、据付けには接着剤ではなくモルタルにて据付を行います。

コンクリートと石との強さの違い、そして年数が経ったコンクリート面と接着剤との相性などを考慮してのことです。当然のことながら、いつものようにモルタルには混入するタイプの接着剤を入れてあります。

先週のうちに石塔の芝台(下段とも)は据付作業を行っておきました。

モルタルはよく練った状態のものを使うので、いっぺんに据付けようとすると、上に載せた石の重量でせっかく据付けた下の石の水平が狂ってしまうからですね。

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写真は免震材の『』を入れて弾性接着剤を既定の量おいたところです。ここに上の石が重なると、置いた接着剤がぐちゃっと広がります。

ここで免震材と書きましたが、『絆』も決して万能というわけではないと思います。実験では良い結果は出ていますが、お墓の立地によって地震の被害は変わるはずなので過信は出来ません。

ただ、弾性接着剤と絆の両方で上に乗る石を受け止めることで、より丈夫なお墓になるのは間違いないと思います。

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茨城県産 真壁小目石の8寸角石塔の据付けは完了しました。

普通ならここで化粧砂利を敷きこんで終わりになりますが、こちらのお墓はさらにお地蔵様が建ちます。文字彫刻のあがり待ちのため、それが終わり次第、納めることになります。

お地蔵様も石の三大産地の一つ、愛知県の岡崎での加工品で花沢石製。つまり石塔もお地蔵様も国産石材の国内加工、正真正銘のMade in Japanの石製品のコラボということですね!

お施主様の想いをしっかりと受け止められるよう、最後まで丁寧に仕上げたいと思います。

あと一息です。

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2018年4月23日(月)


さて、先週20日の金曜日にお形地蔵様の据付けも終えてきました。

この形式のお地蔵様は、お地蔵様本体の後ろがまるで舟のような形をしていることから『舟形(ふながた)地蔵』とも呼ばれます。

と言っても、当然のことながら舟を模したものではありません。光背(こうはい)と言い、お顔の後ろにある丸い形と共に、お地蔵さまが発する尊い光明を表しているものなんです。

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飾り気ない質素な形ですが、さすが国内加工だけあってバランスよく出来上がっていると思います。

この形式のお地蔵様は、『丸彫り地蔵(人形に彫り上げたお地蔵様)』に比べてリーズナブルな価格にて提供ができますよ。

本日完成写真を撮りに行くと、既にお花がお供えしてありました。

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とても素敵なお墓に仕上がったと思います。

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※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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