稲城市にて灯篭の移動作業を行ってきました
2018年4月4日(水)
川崎登戸の町石屋、吉澤石材店の吉澤光宏です。
もう完全に初夏の陽気ですね。
今日は稲城市のお寺様にて灯籠の台座石の移動作業を行ってきました。外す前の姿はこんな感じ。趣きのある立派な灯籠です。
前もって上の部分を取り外し、周囲の石や草も取り除いて、昨日の段階ではこの状態に。
大きな玉石のため、それなりの重量になります。とてもトラックのクレーンでは太刀打ちできません。ラフタークレーンを手配し、ワイヤーをかけて吊り上げます。
境内の入り口部分を占拠して16トンのラフタークレーンが設置されました。
丸い石なので、ワイヤーをうまく掛けないと滑って外れてしまいます。こんな時にはいっぺんに作業をするのは危険なので、少しずつ吊り上げながら石を浮かしていきます。
上の写真はいくらか持ち上がったところ。ワイヤーの場所を調整して掛かりを良くするために角材を石の下に突っ込んでいます。
あ、持ち上がったところ・・・とあっさり書いていますが、実はこの石の重量は5.2トンほど。最初にクレーンを設置した場所からでは重すぎて吊りきれませんでした。
場所をもっと近くにしてから吊りなおし、降ろしては後退。尺取り虫のようにしながら4度目の吊り上げで、ようやく台座石が目的地に到着しました。
この台座石もそうですが、庭石などは外して違う場所に移すと、思ったよりもその大きさに圧倒されることがあります。今まで隠れていた部分が露わになることや、周りにあるものが変わることで、その石本来の大きさが明確になるからでしょうね。
いずれにしても、無事に移動が完了できたので一安心です。まだはっきりとわかりませんが、一年後くらいにまた据付けの作業を行うことになるのかもしれません。
久しぶりにクレーンをチャーターしての作業になったので、ブログに書いておこうと思います。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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