多摩区の寺院墓地でお墓が完成です。
2018年3月2日(金)
こんにちは。川崎市多摩区の吉澤石材店、吉澤光宏です。
前回更新時からすると、ずいぶんと暖かくなってきましたね。作業そのものにはありがたいのですが、人間にとっては鼻づまりがひどくなる辛い時期でもあります。
さて、直接ブログに書きづらい現場作業が続き、ブログ更新が滞っていましたが、間をあけながら行ってきた多摩区内での建墓工事が無事に終了しました。
今回の墓所は、後ろ側に既設のコンクリートの立ち上がりが出来ていて、それを共有する形になっています。結果、デザイン的にも制限される部分もあるため、周りの墓地に倣って側面の根石部分はコンクリートを建ちあげることにしました。
地盤の締固めの作業後に水抜きのマスを設置。打ち増しするコンクリートがずれたりしないよう、立ち上がりの鉄筋も入れています。
一度にコンクリ打設ができないので、一度ベースコンクリを打ち、後日、型枠を組んで立ち上がり部分のコンクリ内をします。冷え込みも厳しい時期なので凍結防止を心がけます。また養生期間もしっかりとらないといけません。
コンクリートと石の接地面(合口とも)も、お互いにノミを入れて荒らしておきます。こうすることで合口に流すモルタルが馴染みやすくなるのです。
いつものステンレス製の補強金具の取付は、小さ目の墓地のためすべての部材には取り付けられませんでした。部材が薄すぎたり、金具同士が干渉するところが出てきてしまいます。しかし、設置できる部分には、しっかりと取り付けます。
そして本日の石塔建立地の写真です。
新規石塔の場合、弊社では100%免震用のパッドを石材同士の継ぎ目に入れて施工しています。ついまり標準施工です。地震時の不倒を約束するわけではありませんが、大切なお墓の工事。できることは惜しみなくやっておきたいですよね。
ところで、今回の現場は距離的にはトラッククレーンが届くものの、ごらんのような立地条件。重たい部材を吊りこむのは難しいと考えていました。
しかし人力で墓地前まで運び込み、注意しながら吊ってみるとギリギリでOK。おかげで据付けそのものはかなり楽になりました。
仕上がりはこんな雰囲気です。
石塔は真壁石製。サライで仕上げた正面文字と家紋には、薄めの白ラッカーを入れて見やすくしています。クッキリし過ぎない程度で仕上げるのが弊社のやり方です。ちなみに墓誌はインドの黒御影石クンナムです。
オーソドックスなお墓が完成しました。
実は今回請け負った仕事は、市内麻生区の早野聖地公園から多摩区の寺院墓地へのお墓の引越し。古い墓所からのお骨取り出しと移動は既に済んでいて、今日で新規墓地工事も終了。
週末のお引渡しとご納骨が終われば、早野聖地公園内の古いお墓の解体撤去工事を残すのみとなります。天気も良さそうなので、最高の納骨日和となりそうですね。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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