石塔と外柵の石の組み合わせについて。
川崎市多摩区の吉澤石材店、吉澤光宏です。
お見積りの依頼をいただき、丘カロートと呼ばれる形のカラー図面を書いてみました。
まずは、白系の御影石の丘カロート(外柵)に、それぞれ黒系・グレー系・白系の石塔を据え付けた予想図です。よく見る組み合わせですね。
白系の石は、上にどんな色の石塔が来てもそれなりに綺麗に納まります。うまく石塔の石の良さを引き出してくれる感じがします。
言葉は悪いけれど、最高の引き立て役と思います。もちろん引き立て役だけでなく、主役にもなれる幅の広さがあるわけですが。
そして、石塔と外柵を、同じ石で作った場合の予想図はこちら。
全体が同じ石のため、お墓全体としての統一感はありますよね。当たり前のことですが、石同士の(色調の)相性の悪さなんて起こる訳がありません。
比較的小さめのお墓では、こうした事例を目にすることがあります。
時々、「石塔と外柵は同じ石じゃなくてもいいの?」と、お客さんに聞かれることがあります。
答えはもちろんYes! 特別に何か事情でもない限り、同じじゃなければならない理由なんてありません。当然違う石を使っていいんです。
というより、弊社でお邪魔しているお墓では、むしろ石塔と外柵は異なる石で作られていることが多いです。ほとんどのお墓がそうかもしれません。
逆に、同じ石種ならではの統一感を望むなら、それも大いにありでしょう。好きな石でお墓を建てる満足感は何物にも代えがたいものがあると思います。
実際に石塔・外柵が共石(ともいし=同じ石の意)のお墓も、数は多くないけれど建立実績があります。
いずれにしても、外柵と石塔に使う石の組み合わせは、これじゃいけないということは全くありません。心配せずに、ある程度好みで選んでいっていいのだと、私は考えます。
もし何か気になるようならば、ぜひお尋ねください。アドバイスさせていただきます。
今日はお客様にご相談いただき、話したことをブログに記してみました。お見積りのご依頼をいただきまして、どうもありがとうございました。
- ※ちなみに、石塔材で外柵まで作る場合ですが、建墓の費用的には割高になると思っておいてください。これは大まかに言って、外柵に使われる石種と石塔に使われる石種との『単価の違い』によるところが大きいです。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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