川崎市の市営霊園、早野聖地公園の壁面型墓所について


川崎登戸の町石屋、吉澤石材店です。

川崎市麻生区の市営霊園、早野聖地公園の『壁面型墓所』についてお問い合わせをいただきました。そこで今日はこれについて少し書いてみようと思います。

このお墓は壁型の墓所が連続していて、それぞれ個別にお参りができる形です。

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「平成28年度 川﨑市営墓地募集のしおり」より抜粋

右下の写真のような設備が整った状態で、希望者に引き渡されます。

利用者はここに「名板」や「墓誌」・「花立」・「水鉢」・「香炉」などを設置することができます。

もちろん寸法の制限はあるわけですが、川崎市の募集するお墓の形式の中にあっては、『一般墓所』に次いで(ある程度)自由度があるお墓です。形の表現の自由度、という意味でです。

『集合個別型墓所』や『芝生型墓所』ではお線香を墓前で供えることができませんが、この『壁面型墓所』では香炉を設けることでそれが可能になります。(一般墓所以外では塔婆はあげられません)

以前撮ってきた写真ですが、壁面型墓所はこんな雰囲気です。赤(茶)い御影石で区切られた白い御影石の部分が一区画ということになりますね。

名板や墓誌については使用する石材によって金額が異なってきますが、大きさに制限があるので、一般墓所ほど金額差が広がっていかない傾向があると思います。

使う石の色調によって、かなり出来上がりの印象は変わってくると私は思います。一例として、以前作図したCGの画像を貼ってみますね。(※あくまでCGということを承知してください。写真とは異なります

乙黒家(早野聖地公園)比較図①

使う石の色によって、戒名(あるいは物故名)や施主名などにはラッカーを入れる必要があると思います。刻む文字もそれなりに小さくなるので、明るい色の石では見にくくなりますから。

最近のものでは花びらなどを刻んであるお墓も多いですし、名板には家名でなく何らかの文字(例:和・絆・想など)を刻んであることも多いですね。

乙黒家(早野聖地公園)比較図②

使う石を選ぶ時には、実際に現地で出来ているものを見るのも参考になると思います。

もしご希望があればご案内も致します。遠慮なくお問い合わせください。(TEL044-911-2552)

メールでのお問い合わせも大歓迎です。(メールはこちらから。早野聖地公園の問い合わせフォームが一番下にあります。)

 

早野聖地公園の特設ページを作成しました。どうぞご覧ください。


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