多摩区の寺院墓地で石塔棹石の再据付をしました
この前取り外してきた免震施工の石塔棹石ですが、今日無事に再据付してきました。お彼岸前に戻すことができて一安心です。
せっかく取り外したので、戒名(法名)も工場で彫刻しました。晴れてあるべきところに戻れて石塔もホッとしてくれているかもしれません。少し背高のっぽ(約13㎝)になった真壁小目石の石塔さん、とても堂々として立派です。
スリンを入れる前と比べるとどうでしょう。僅か13㎝といえどもだいぶ印象が変わると思います。すらっとしていませんか?(写真の角度が違うので少しわかりにくいかもしれません)
このように高さ方向での数センチ・10数センチはその数値以上に見かけが変わるものです。私はお墓を作る時に、必ずそのあたりの説明をしています。建墓を検討している方は、こうしたことも覚えておくといいかもしれませんね。
また話は変わりますが、高さが増すことで重心が上がるという側面は避けられません。きちんと免震材を入れて施工していますが、同じ条件ならばいささか振動の影響を受けやすいということも頭に入れておいてください。
ただしスリンのない石塔が無事で、スリン付きの石塔だけが倒れるということではありません。実際の墓地では皆条件が違うので、それはまた別の話だと思います。
地盤によっては逆の可能性だってありますし、仮に同じ墓地内でも変わってくるものです。
また、よろしくお願いします。