2017年10月16日(月)


川崎市多摩区の町石屋、吉澤石材店の吉澤光宏です。

冷たい雨が降り続き、季節は一気に進んでしまったようです。この天気では現場仕事はさすがに厳しいですね。解体・基礎工事の案件も伸び伸びになってしまいました。

そうした中、逆に動ける時間ができたので、先日お墓のリフォームのことでご相談を受けていたお客様宅に行ってきました。

全面リフォームなどではない場合、どの程度まで手をつけるのか。電話やメールだけでは、どうしても噛み合わない部分が出てきてしまいます。

現況写真をもとにお打合せ。おおよその方向性が見えたので、さっそく見積もりをしていく予定です。

さて・・・。

今回のお客様、本来ならばお墓の外柵(囲いのこと)を新しいものに直したいお気持ちもあったようです。

ただし外柵(囲いのこと)がご親戚と共用になっていること。そして代を重ねて縁遠くなってきている現状に鑑み、結局外柵は活かし、それ以外の部分でのリフォームということになりました。

幸い、外柵の石は栃木県の芦野石という安山岩。状態もまだしっかりとしているので、この先の使用にも十分耐えていけるでしょう。

境界

※写真は別のお墓のため、加工してあります。

この写真は今回の案件とは別なのですが、このように昔は親戚同士で囲いを共有して作ることがごく当たり前にありました。

入口も一つ。境界になる部分にも石を設けなければスペースを広く使うことができます。

だけど、それぞれの家が代を重ねていくと、音信不通になったり、お互いによく知らないという状況になることも考えられます。

そうなると、片側の家がお墓を改修したくとも、もう方側の家の了承を取らないと手をつけることができなかったりするわけで…。

場合によっては、かなり面倒な事態になるかもしれません。

そうしたことから、最近ではいくら親戚同士であっても、お墓の外柵(囲い)はそれぞれが独立したものを作ることをお勧めしています。

確かに共有の方が、建墓に関する費用は多少は抑えることができるかもしれません。敷地的にも広く使えるのかもしれません。

ですが後々お墓を直したり、あるいは取り壊したりすることが必要になった時、自分の家の裁量だけで「こと」を決めていくことができます。

これが大事なところだと思います。

何しろ調整や交渉にかかる手間がありません。それにつながったお墓を別々に分けたりする費用は、当然かからないわけです。

先々のことを考えるとき、複数の家で外柵の共有をお勧めしづらい理由は、こうしたことによります。


※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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