2017年10月10日(火)


川崎市多摩区の吉澤石材店、吉澤光宏です。

昨日はご納骨のお手伝いで、麻生区のお寺に行ってきました。

ちょうど一年前に建立したお墓ですが、周りに緑が多い環境のためか少し石の際部分に汚れが溜まっていました。

写真だと少し見にくいですが、うっすらと赤くなっています。わかりますかね。

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水鉢と呼ぶ、家紋の刻んだ石の際も同様です。それから上部のくぼみ(ここは水皿と呼びます)は緑色に。どうしてこんな具合になってしまったのでしょうか。

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緑の多い立地やお彼岸の後といった時期から考えると、この原因はおそらく植物系によるものではないかと私は考えます。

樹木から落ちるアクや、お供えした仏花が傷んで出たアクなどが、雨に流されて水が溜まりやすい部分に集約されたのだと推測します。

あまり神経質になることもありませんが、こうした汚れは放置し続けると石に定着してしまうことがあるんです。その理由は石の性質や構造によるところが大きいです。

磨いた石の表面は平らでツルツルしています。ですがミクロな目で見れば、細孔という小さな穴がたくさん開いています。その小さな穴から、水と一緒に汚れが内側に入り込んでしまうわけです。

ただ、それはあくまでも長期にわたって放置すれば…ということ。この程度なら簡単に落とすことができるのであまり心配はありません。

濡れた雑巾で拭いてあげるだけで、簡単にきれいにすることができました。

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ただし拭き掃除の時も、いきなりゴシゴシと力を入れてこすったりはしないでください。石の表面に細かい砂ぼこりなどが付いた状態だと、かえって石を傷つけてしまうことにもなりかねません。

特に黒系の御影石では、水拭きする前に掃き掃除をして、砂ぼこりや汚れを除いておくことをお勧めします。

その後に濡れ雑巾で拭いてあげると良いと思います。汚れが干からびて落ちにくい場合には、少し水に湿らせてあげれば落としやすくなるはずです。

それでもキワが落としにくい場合には、少し薄い刃などを使って攻めてあげるのも良いかもしれません。

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この緑の道具はスクレーパー。先端に刃がついた道具で、こうした石の接する面にたまった汚れを取るのにはもってこいです。似たような道具は金物屋さんやホームセンターなどでも目にすることがあります。

刃は交換式なので、割れたりしたらネジを緩めて交換するだけなので手軽です。

ただ一点だけ、カッターのような刃物なので怪我をしないよう充分な注意が必要ですね。

それと落ちにくい汚れを無理に落とそうとすれば、石に傷が入る可能性や、刃先が割れて思わぬ怪我を負う可能性も考えられます。

今回のように比較的落しやすい汚れの場合、うまく使えば隅の方をきれいにするのに役立つかもしれません。

でも水アカのように時間をかけて定着してた汚れは少し話が別です。一気に落そうとするのは少し無理があるわけですが、それはまた別の機会があれば書いてみようと思います。

お知らせ

近く、区役所通り登栄会商店街のまちゼミにて、お墓掃除のセミナーを行います。
・日 時:平成29年10月29日(日) 午後1時から2時ころ
・場 所:登栄会館 川崎市多摩区登戸1737−1
・対 象:一般の方
・費 用:無料です
 ☆定員までまだ余裕があります。詳しくは吉澤石材店 TEL044-911-2552にお問い
合わせください。


※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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