川崎市の寺院墓地にて外柵の据付け。一日の作業工程で配慮すべきこととは


川崎登戸の町石屋、吉澤石材店の吉澤光宏です。

川崎市多摩区は、急に風が吹いたり曇ったりするような不安定な天候。午前中の勝負と割り切って、現場へ出かけてきました。

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納骨室の敷石を据え、目地作業。その後に昨日据え付けた根石に、ステンレスの補強金具を取り付けます。一応、ネジの締め付けは据付翌日以降の作業にしています。

空を気にしながらも、拙速な作業は禁物。いつも通り一つ一つの作業を確実に。

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塔婆立ての柱にも、ステンレス製のダボを入れて補強です。接着剤も充分使用して据付けますが、やっぱりこうした補強をすることで、より丈夫になると思います。

あとは外側の目地はもちろん、納骨室内部まで確実に目地を充填。普段は見えなくなる部分かもしれませんが、作業可能な部分に関しては出来る限りやり尽くします。

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ちょっと苦しい体勢ですが、何とか(笑)

・・・ということで、14時前には予定の作業を終えることができました。このあと雨が降り出したので、本当に良かったです。

明日は羽目石(囲いの部分)と石塔台石(下二段の石)の据付けを予定しています。

少し作業をしてはまた後日。なんだか作業を「小出し」にしているみたいですが、しっかりしたお墓を作るには、ここは肝心なところなのです。

一般の方には、少しわかりにくい部分かもしれませんね。

だいぶ端折って書きますが、お墓の工事では、一日のうちに作業するべき工程と、作業を避けるべき工程があります。どういうことかと言えば…。

お墓の石はモルタルや接着剤等を使って据付作業をします。これらには硬化するまでに要する時間があります。硬化前に動かしてしまえば、規定通りの強度は保てません。

つまり、据付け作業に関していえば「石は据えたら動かさない」のが基本。逆に言えば、据付け直後に据えた石に負担をかけるのは、一番避けるべきなのです。

だから、工程によっては別の日に行う必要があるというわけです。

「作業の効率」と「工事の品質」。どちらを優先すべきかは、今さら言うまでもありませんね。

さて、こちらの外柵工事の方は、明日で終了予定になります。6月初めの完成予定なので、余裕をもって石塔と墓誌の据付けに臨めそうですね。


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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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