家紋は奥が深いですよ。その向きにも注意が要りますね


川崎登戸の町石屋、吉澤石材店です。

新年度の始まりは、冬のような寒さ。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

私は、昼前にお墓で打ち合わせをしてきましたが、寒さに思わず震え上がってしまいました。

さて、お墓の門柱などに、家紋を刻んだ石を見かけることがあると思います。写真は今度伺うお墓に取り付ける石です。

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四つ目ですね。

これを柱(親柱とも)の穴の部分に取り付けます。一応、きちんと直径を採寸してきたので、ピッタリとはまる予定なのですが^^;

家紋用

ただし、その際にはよく確認しておく必要があります。

何の確認かと言えば、家紋の向き。取り付けることに夢中になり過ぎると、思わぬ凡ミスをしてしまうかもしれないので。

実は上の写真の向きだと、四つ目紋でも『丸に平四つ目』になってしまいます。

でも、ここのお宅の家紋は『丸に隅立て四つ目』なんです。

IMG_1701[1]

「隅立て」と書く通り、隅の部分が天地になるんですね。

明らかにに形が違っていれば間違い様がありません。でも、形が同じ(あるいは、ほぼ同じ)で向きが違うということが、家紋の場合あるんです。

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向きが違えば、当然、別の家紋になってしまいます。

家紋を刻むときはもちろん、お客さんとの打ち合わせでも、こうした部分はきっちりと確認していかなければなりません。取り付けてしまえば直すのもかなり大変になりますので。

こんなことも、ちょっと頭の片隅にでも入れておいてくださいね。

今日は家紋に関する小話でした。


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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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