川崎登戸の町石屋、吉澤石材店です。

東京・港区の塩釜公園に石柱のクリーニングとメンテナンスに行ってきました。一か月前に下見に行ってきた案件です。

この案件での懸案事項は、主に赤御影石の部分。ここに刻んである文字の黒ラッカーが劣化し、所々剥がれたり薄くなったりしいました。

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メンテナンスとして色の入れ直し作業を依頼されていましたが、実はなかなか悩ましい部分が。

通常ならば黒ラッカーのスプレーをかけて仕上げること妥当かもしれません。それに一気に作業ははかどるでしょう。ただ、石の性質によるものか、石表面に微妙な窪みとヒビ(※石目です)が目立ち、そこに黒が残ってしまうのではないかと。

もしそうなるとかなり厄介なことになります。新たに黒を入れ直す方法について、知り合いにも相談して頭を悩ませたのですが…結局、筆で一文字ずつラッカーを入れることにしました。

出来る限り黒ラッカーを落としておきたいので、念入りに高圧洗浄。あとはシンナーなどを使って、文字の中を洗ってみました。

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文字の洗い作業途中の写真ですが、こんな雰囲気に。まだ残っているようにも見えますが、近くで見るとかなりきれいに色が抜けてきています。

そしてこちらが黒ラッカーを入れ直した完成の様子。

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色入れの途中、かなりラッカーがはみ出したりしましたが、心配していたわりには、ほぼ影響が感じられない程度に仕上がってくれました。

こうした作業もやってみないとわからない、という部分が大きいですね。反対側はこんな感じの仕上がりです。

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稲田石製の石柱も緑のコケが落ちて、スッキリと白さが戻りました。水アカがついていたところも洗浄剤を付けてこすったところ、思ったよりも落ちたのでラッキーです。

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ここのところ、石のクリーニングの案件が比較的続きました。同じ石でも立地や向き、日陰・日向によっても汚れのつき方や種類が変わってくるのがよく確認できました。

また、磨きで仕上げでない石たちも多かったのですが、実戦を通じてかなり要領がつかめたのは収穫です。頭では分かっていても、通常のお墓クリーニングだけではなかなか経験できないこともあり勉強になりますね。

この蓄積を、更にお墓のクリーニングでも生かしていけると思います。

お墓のクリーニングなど、ぜひお問い合わせください。

また、よろしくお願いします。


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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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