川崎登戸の町石屋、吉澤石材店です。

先週2日間作業していた、井の頭自然文化園での台座石のクリーニング作業の続きをしてきました。今日作業する台座石のうち3基は、今回の作業のうちでは一番苦戦しそうな案件でした。

例えばこの名板周りの黒ずみ。これはおそらく水アカです。名板周りは水が溜まりやすいのでどうしてもこうなります。

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水アカは結構頑固なので、簡単には落ちてくれません。石の表面もザラザラした仕上げなので、専用の薬品を使って洗浄し、その後水洗い。これを何度か繰り返していきます。

なかなか一度でスッキリ、というわけにはいきません。

でも、乾いた状態で見ると、あまり気にならない程度まで薄くなってくれたようですね。(名板と石の隙間に水が溜まって、色が濃くなっています)

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また、こちらの台座石の汚れは、エフロレッセンス。

セメントの石灰分が流れ出し、長い年月をかけて分厚く固まっています。言ってみれば鍾乳石のような感じですね。

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白っぽい部分、緑青が乗って青い部分、黄ばんでしまった部分など、色とりどりですがすべてエフロです。

この汚れもなかなかに頑固。平らな面ならそぎ落としやすいのですが、ご覧のとおりデコボコ面です。その上に盛り上がるように堆積しているエフロは、洗浄剤で洗っても簡単には取り切れません。

石の表面を傷めないよう、少しずつタガネで取り除いてからの洗浄が肝要ですね。下の写真はまず半分程度きれいにできた状態です。

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緑青の青色は落とせませんが、御影石上の白っぽい部分と青っぽい部分はある程度対処できているようです。水アカなども落としながらもう少し攻めてみて、こんな様子になりました。

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いかがでしょうか。

この台座石は、建立後ずいぶん長い年月を経ています。実際に至近距離で見れば、落ち切れない汚れは残っています。

ただ、自分なりにはある程度きれいにすることができたかな、と思っています。

ブログをご覧の方にも、クリーニング作業の成果をみとめていただけたとしたら、とてもありがたいですね。

 

無責任な言い方に思われるといけませんが、石のクリーニングは実際に汚れをどの程度落とせるのか、作業してみないとわからない部分があります。

それに作業をしても、新品に戻るということでは決してありません。

ですがご依頼をいただけたら、出来る限り成果がわかるように頑張ってみたいです。

石やお墓のクリーニングをお考えの際には、ぜひご相談ください。

また、よろしくお願いします。

 

※井の頭動物園内でのクリーニング作業 1日目・2日目の様子はこちら
お墓以外の作業も行っています!東京・井の頭自然文化園で石のクリーニング作業(1,2日目)


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