真壁小目石の墓地外柵が納品されてきました。川崎市多摩区の寺院墓地に建立予定です。


川崎登戸の町石屋、吉澤石材店の吉澤光宏です。

2月3日に書いた記事(お墓の敷地。狭けりゃ狭いなりの良さがある!…と川崎登戸の町石屋は思う)のおはかですが、今週初めに基礎工事を済ませておきました。

基礎工事の内容は・・・地盤の掘削→割栗と呼ばれる小さな砕石を敷き並べる→十分に締め固める(転圧)→鉄筋を入れる(配筋)→コンクリートの打設という流れになります。

周囲の墓地を傷めないよう、十分注意して作業してきました。

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基礎コンクリートになる部分の土を掘削し、取り除く作業をしたところ。(根切り=ねぎり、と呼んでいます)

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コンクリート打設後。もちろん十分に地盤を締め固め、鉄筋を入れてあります。

敷地サイズは90㎝四方。限られているので、あまり広く見えませんね。

でも、前の記事でもふれたように、既にお骨がたくさんあるわけでなければこれでも十分な敷地なんです。

それに外柵が完成して石塔が建ってくるとイメージはだいぶ違ってくると思います。敷地に高さが加わってくると、思ったよりも広く見えてくるものでもあります。

この基礎コンクリートの上に据付ける石は茨城県産の真壁小目石。本日入荷してきました。

真壁の石は、神奈川の川崎市でも昔からよく使われてきた白御影石。おそらく近隣の墓地で一番多く目にしている石だと思います。

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そしてこちらは日本国内で加工した製品です。

何故そんなことを言うかといえば、国産材は中国に一度出し、そこで加工→再輸入→納品というルートをたどる場合もあるから。

なぜ日本で採れる石をわざわざ中国に?

こう思う人は多いかもしれませんが、これは加工にかかる人件費によるところが大きかったりするわけです。つまり凝った形になればなるほど、国内加工と中国加工とではその加工代の差が大きくなってきます。

ちなみに私のところでは、石塔も外柵もシンプルなものを提案させていただくことが多めです。

中国で加工するメリットは少ないので、基本的に日本の石は日本国内の加工でとお奨めしています。その石をよく知る、産地の職人さんに加工してもらう安心感は何物にも代えがたいですから。

さてこの真壁小目石の外柵。このあと梱包を解いて検品、アンカーの穴加工などを追加して来週あたりに据付けていく予定です。

この石らしく、落ち着いた優しい雰囲気の外柵になると思います。

また、よろしくお願いします。


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