川崎登戸の町石屋、吉澤石材店です。

良く晴れた朝、東京の井の頭自然文化園まで行ってきました。ここは行政区分では武蔵野市(井の頭公園は三鷹市)、まさに武蔵野の雑木林を思わせる木立です。

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寒いけど、日当たりが良くて気持ちよかった!…といっても、散策に行ってきたわけではありませんが。

今日お邪魔したのは石についた汚れの相談を受けたため。

ブロンズ像が所々にあるわけですが、その台座部分は石で造られています。磨き仕上やデコボコした仕上(ノミ切り仕上など)、ざらざらした仕上(小叩き仕上など)の台座がありました。

それなりに汚れているものもあれば、そこまででもないものもあります。こちらは緑が多く本当に気持ちの良い空間ですが、逆に汚れが付きやすい環境でもあったりします。

屋外ということは、言葉は悪いですが野ざらしということ。この場合、特に日当たりや立地によって汚れの度合いがけっこう変わってくるんです。同種類、同仕様の石ででもです。

また、石の種類(花崗岩・安山岩・凝灰岩・堆積岩など)によっても汚れ方は変わってきますね。

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樹液やコケなどは、高圧洗浄することでわりと落としていける汚れかもしれません。でも酷いものではなかなかしぶといですが。

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また、水アカはかなり頑固です。研磨面ならこすって落とすことができますが、この写真のように表面が荒れた仕様では何らかの薬品を使わなければなりません。

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セメントの石灰分が流れて固まったエフロレッセンスも頑固ですね。盛り上がってしまったところはそぎ落としてから専用の薬品で攻めることになるでしょう。

緑になっているのはブロンズ像からの緑青です。これは落とせるかどうかはちょっと不明。

いずれにしても、ついた汚れも年数を経ていると、すべてをきれいに落とし切ることはなかなか難しいです。汚れの種類がわからないことも多く、そうなると適切な洗浄も適いません。

それに汚れに適した薬を使っても、定着してしまっていると簡単に落ちなかったりするのです。ただし落ち切れない場合でも、作業することでいくらかは汚れの度合いを軽減することはできるはずです。

ブロンズ像台座の洗浄作業はあまり経験ありませんが、お墓のクリーニングではよく行っている作業。材質も同じ花崗岩や斑れい岩(御影石)なので充分に応用がきくと思います。

実際に作業することになるかはわかりませんが、そうなれば頑張ってみたいと思います。

また、よろしくお願いします。


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