川崎登戸の町石屋、吉澤石材店です。

二日間、川崎市の日本民家園で作業してきました。今回は、展示されている古民家の制震工事の一環で、礎石(束石)の取外しです。

礎石を外すわけですから、家屋が乗ったままでは当然無理。どう施工するのかと思っていたら古民家をそのままジャッキアップ!

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昨日現場に行ってみると、すでに人が楽に通れるくらいの高さに持ち上がっていました。やっぱり文化財の工事ってすごいですね。

コンクリートなんてなかった時代の民家なので、柱の下には必ず玉石や延石の礎石(束石)が入っています。

これを外すわけですが、当然どろ据え(土で据えること)かと想定していたら、移設時に大き目の石はすべてモルタルで固定たようです。

これがなかなか効いていて、一日目は取り外しに四苦八苦。石が破損してしまう可能性もあるため、むやみに攻められません。

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ただ、今日はだいぶ慣れて一気に作業が進みました。

この手の仕事の場合、元あった通りに戻すのが基本。位置がわからなくならぬよう、一つ一つの石に通し番号と位置を書き込み再据付に備えます。もちろん写真撮影も。

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とりあえず、150をゆうに超える礎石の番号付けと取外し、一時移動は終了です。

この工事は明日以降、家屋下部の地盤掘削(2m深)に入るようです。最終的には制震構造の上にコンクリートベースを設け、その上に玉石を据付けるということ。

自然石の場合、形がすべて『いびつ』なのでかなり苦労しそうですね。切削加工を要する石もそれなりにあるはずで、きっとかなりの時間がかかることでしょう。

滅多に取り掛からない内容の作業ですが、何事も経験です。とにかくトライしてみようと思っています。

5月の連休過ぎからの予定だそうです。またリポートします。

よろしくお願いします。


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