川崎登戸の町石屋、吉澤石材店です。

中原区の川崎市議、重冨たつやさん主催の「つなぐ会」という場に参加してきました。テーマはズバリ『これからの市営墓所』。

そもそもFacebookで開催を知ったのですが、石屋としてはまるで、どストライクなテーマ。興味もあるし行ってみないことには始まりませんよね。

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川崎市営霊園の現状に関しては、自分でも知っていることは多かったです。

ただし墓地募集に対する応募者の多さ、いわゆる応募倍率などについては一般墓所(4㎡・6㎡の墓所)で10倍を超えていることは知っていましたが、他の政令市の場合はどうなのか。

他所の自治体のケースと比較して眺めるということには、あまり目が向いていなかったので参考になりました。

お墓の無縁化が叫ばれている現在ですが、石屋の目線とは違った方向からの物の見方などに触れることは無意味ではないはずです。

また、整理されたデータとしてではなく、一般の方のお墓に関する見方についての生の声を伺うことができたのも、それなりに収穫だと感じました。

こちら側からの見方もそれなりに語ることができ、良い機会になったかと思いました。

 

さて、川崎市営霊園の場合、緑ヶ丘霊園と早野聖地公園の二か所でがあり、現在供給されている墓所は一般墓所(4㎡と6㎡)と集合個別型墓所、そして壁面型墓所です。(本年度募集は終了しています)

ここで一般墓所の4㎡や6㎡という広さは、実際に市内の近隣のお墓と比較した時に、実はとても広い区画であることは間違いありません。

応募倍率の高さを考えるとき、4㎡のお墓をもっと小さな区割りにして供給する。行政にはこんな手段も考えていってほしいところだと考えます。

お隣の東京都の多磨霊園では小さく区切った区画で供給されているんですから。(他の都営霊園は存じませんが)

ここで、なぜ一番小さな区画でも4㎡もあるのか。ちょっと疑問に思いませんか?

どうもこれは川崎市の条例で4㎡以下の区画の墓地は作らないということになっているようです。一体、いつの時代に発効になった条例なのでしょうね。

実際のところ、2㎡や1㎡でもそれなりにきちんとしたお墓を建てることは十分に可能なのです。当然のことながら土地の使用料は現状より下がるし、石工事にかかる費用も大きな墓地に比べれば割安で済みます。

しかもそうなれば応募倍率もずっと下がってくるわけで。

つまり墓地を供給する側も、使っていく側もお互いにメリットを受けられることになるのではないでしょうか。

条例改正というのにはそれなりの手続きが必要でしょう。

しかし現状に合わなくなっているものを引きずっていくことによる弊害もそれなりにあるわけで、ある程度フレキシブルに対応していく姿勢が望まれるのではないかと私は考えます。

今後、新たな市営霊園の整備に関しては、管理のしやすさを優先し、画一化された選択肢を示すだけでは、絶対にいけません。

一般墓所を望む人にも、壁面型墓所を望む人にも、そして承継者がなく合葬型墓所を望む人にとっても、それぞれが希望に沿った選択ができるような方向性で考えていくべきであろうと思います。

なぜならば統一された規格に見られる、一見様式美のように感じられるものには何の個性も温かみも感じられないからです。

自分のお墓がどこにあるのかわからない、何度行っても迷ってしまう。これではお墓(故人)に対して親しみを覚えることもおぼつかないかもしれません。

それぞれの市民にそれぞれの事情があるわけですし、それぞれ辿ってきた人生が、物語があるはずですからね。

あなたはどう考えますか?

また、よろしくお願いします。


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