奈良県の十輪院さん。以前一度訪れたことがありますが、歴史もあってとても素敵なお寺です。

その十輪院さんが2年前に東京に開いた『みんなのお寺 十輪院仏教相談センター』にはじめてお邪魔してきました。

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場所は東京の神田神保町。東京ど真ん中ですね。

何しに行ったのかと言えば、うまく言い表せません。

ただ奈良町にある十輪院さんに行った時のことをよく覚えていたから。国宝の本堂や重文などに指定されている貴重な品々。でもどこかほっとするような雰囲気にあふれたお寺でした。

そんなお寺さんが、気楽に行ける入りやすいお寺を開いたということで、一度訪れてみたかったということですね。

二階がみんなのお寺。何と言って入ろうか、もし混雑していたらどうしようか、などと躊躇しながら中に入ってみました。

扉を押すと、執事の桐村竜快さんがにこやかに迎えてくださリ、小心者の私も一安心。確かに看板に偽りなさそうです。

 

ところでお寺に行って何するの?って思うかもしれませんね。実はいくつかのメニューというか、プログラム?が用意されています。

朝夕のお勤めはもとより、お約束ともいえる写経・写仏。仏事相談や先祖供養も。ユニークなのは僧侶との語らい!他にもいくつか。

今日は何を?と聞かれ、何回かトライした事があったので写仏と答えてしまいました。

下絵に半紙を当て、なぞっていくわけですが、これが結構難しいんです。慣れるまではついつい線が震えます。

やっているうちに集中が高まり、いつの間にか夢中に。こんな感じに書きあがりました。

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今日はこのくらいで勘弁しておくか、なんてくだらない冗談は言えません。慣れるまでは線が震えて結構難しいんです。

仕事以外でこんなに根を詰めることなんて、そうそうありません。肩は凝るけど、ここまでで十分に達成感を得られます。

でも、実はここまでじゃありません。まだこの絵に色付けをするんです。前の写仏では色付けがなかったので、ここからは未体験ゾーンへ。

線画の時点で集中し切っていたので、気持ちを入れなおすのに四苦八苦。でもどうにかこんな感じになりました。色鉛筆での彩色なのでちょっと薄いか。

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顔が疲れているかも。でも気持ち的には心地よい疲労感(笑)

これをご本尊の大日如来様の前にお納めして、桐村師に般若心経や光明真言を唱えていただきます。自分だけのために唱えていただいたので、なにか特別感があります。

16時前に入って、ここまでで約3時間。最初に言われた通りの時間になりました。本当は18時半で閉館時間。それなのに嫌な顔一つせずにお付き合いしてくださり、桐村師に感謝です。

 

そしてこの後、番外編ともいうべき『僧侶との語らい』の時間に。まだいいの?っていう感じです。

日頃の仕事で感じていることなども話をさせていただきました。いちいちきちんと受け答えしてもらえるし、はっと気が付かされることもあって小気味よい気持ちになります。

時間もとっくに過ぎているのに申し訳ないやら、名残惜しいやら。

これこそが入りやすく行きやすい、みんなのお寺の所以なのかなと妙に納得しました。

聞くところによると、定期的に訪れる人も結構多いとのこと。実際、写仏途中にも常連さんぽい男性がお勤めに訪れていました。(平成26年6月の開設以来、約2000人ほどが訪れているようです)

特段信心深いわけでもない私も、期間があればまた行ってみたい気持ちにさせられます。次は何をしてみようかな(笑)

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お寺は本来、人が集まってくるところ。そこに行って手を合わせれば本尊様が護ってくださるし、ご先祖にもつながることができます。わからないことは何でも聞けるし、決して難しい場所でもありません。

でも今はちょっと足が遠ざかってしまっている。そんな人もいることでしょう。

自然と足が向くような工夫を重ねる『みんなのお寺』。これからの時代を考えるとき、ここには何かしらのヒントがあるような気がしました。リポートを兼ねて。

また、よろしくお願いします。


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