川崎登戸の町石屋、吉澤石材店です。

午後からお墓じまいの現場に出てきました。

昭和60年より少し前に建てさせていただいた、6尺×6尺の敷地に建つ立派なお墓です。

外柵は茨城県の稲田石。石塔は韓国産のK谷城(ケイコクソン)という中間色の石。この時期に多かった組み合わせの一つです。

お施主様が亡くなり、後嗣が途絶えてしまったことで今回の墓じまいの運びになりました。

ご親戚の方が色々な部分で面倒を見る形で、こちらのお骨は境内の供養墓に移して永代供養していくことになります。

察するに、ご親戚の方も色々な思いが交錯していることでしょう。

でも、無事にお骨を供養墓に納め、その様子をご覧になった親戚の方々の表情は、『出来ることをやってあげられた』という満足感のようなものがにじみ出ているように感じました。

きっと亡きお施主様家族の方も、ホッとしていることだと思います。

 

さて、お墓を片付ける理由はその家々に、それぞれあるわけです。どれが正しくて、どれが正しくないなどと意義付けしてもあまり意味のないことだと思います。

ただ私は思います。

お墓じまいを選ぶ時、後に残る人の気持ちはもちろんのこと、亡くなった人たちの気持ちも忘れてほしくありません。

先祖がどんな気持ちでそのお墓を建て、そのお墓に入ったのか。こんなことに思いを致してほしいのです。

お墓が将来無縁化する可能性は、案外どこの家にも潜んでいるのかもしれません。

お墓じまいする以外の選択肢がない場合も当然あるでしょう。

だからこそ厄介者をどこかへ処分するということでなく、生者にも死者にも安心し満足してもらえるように。

そうした方向性で、お骨の行き先を考えていってほしいと思います。

また、よろしくお願いします。


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(有)吉澤石材店 吉澤光宏
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