お墓の外柵内に敷き込む化粧砂利について


こんばんは。川崎登戸の町石屋、吉澤石材店です。

朝の天気予報のとおり、登戸はまさに師走ようなの寒さになってしまいました。皆様どうか体調を崩さないよう、お気を付けください。

さて、今日は先日問い合わせのあったお墓の外柵内に敷きこむ砂利、『化粧砂利』について紹介してみます。

色々な種類がありますが、実際によく使っているのは限られてきます。

 

弊社で一番よく使うのはこの五色(ごしき)化粧砂利で、多くのお墓に敷き込んでいます。

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五色化粧砂利   左:3分 右:5分

五色といっても、大まかに白・緑・赤の三種類です。(もともとオリジナルの本五色砂利は桂浜で採れていたと聞いていますが、今一般に流通しているのはそれではありません)

お墓に敷き込むにはちょっと賑やかに感じる人もいるかもしれませんが、実際にはそんなことはないと思います。墓域内が明るい感じに仕上がります。

 

次は黒っぽい砂利、那智黒砂利

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那智黒砂利  左:3分 右:5分

もともとは那智で採れていた黒砂利を那智黒と呼ぶわけですが、実際に今流通しているのはフィリピンや、マレーシアあたりで採れたもの。

これらを通称、那智とか那智黒、あるいは〇〇那智(〇は産地)などと呼んでいます。乾いた状態では、黒と言っても濃い目のグレー。雨に濡れると黒という雰囲気です。

この砂利を敷き込むと、落ち着いた雰囲気になると思います。

 

次は大磯砂利

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大磯と言えば神奈川県の地名ですが、こちらも既に採石していないはず。

実際のところ写真の砂利はフィリピン産でフィリピン大磯などと呼んでいます。いろいろな色が混じっていますが全体はグレーという感じ。

この砂利を敷き込むと、墓域が渋く落ち着いた雰囲気になると思います。比較的施工年の古い外柵によく使われているのを目にします。

 

 

他にも青いものや茶色いもの、その他たくさんの種類があります。また、五色や那智、大磯と呼ぶ化粧砂利でもメーカーによって皆、微妙な違いがあったりします。

それはともかくとして、これら化粧砂利は経年によりだんだんと土の中に沈んでしまったりします。当然汚れもついてきますし、褪色ということもあります。

そうした場合でも、化粧砂利の敷き込みはある程度手軽に行える作業(下地処理などがなければ)、お墓のリフォームの中でも依頼されることが多い案件でもあります。

お墓の化粧砂利が少なくなっていたら、ご一報ください。

また、よろしくお願いします。


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(有)吉澤石材店 吉澤光宏
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