こんばんは。川崎登戸の町石屋、吉澤石材店の吉澤光宏です。

さて、今日は石で出来たお墓の良さって何か?

こんなことについて少し書いてみたいです。

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まずお墓はなぜ石で出来ているのか。その理由はすぐにいくつか挙げることができます。

磐座(いわくら)に見るように、古くから石には霊力が宿るとされていること。

出雲神話におけるイザナギ・イザナミの話に出てくる千引岩がお墓のはじまりと言われているから。

石は堅牢であること。そのために永きにわたりその形をとどめやすく、刻んだ文字なども残りやすい。

きちんと考えればもっと色々な根拠があるでしょうが、とりあえず思いつくままに。

これらは皆、きちんとした根拠があることですが、それらはまた別の機会に譲りますね。(アメブロでは黄泉比良坂と千引岩という記事を以前書いていました。)

ここからは今日の本題。

じゃあ、「石で出来たお墓の良さ。魅力って何?」と尋ねられた時、私が思うことはこんなこと。

石は風化していく。だからいいんですよ、と。

「え?堅牢なんじゃないの?」、「風化しちゃ困るでしょ…」きっとこう思いますよね。

もちろんそう!堅牢だし、高い永遠性を持っています。

でも、風化しないってことはないですよ。石だって。

採掘して、割って、切って、磨いて…。形はしっかりと作られていますが、お墓だってれっきとした自然の恵み。だから風化するのは宿命で避けられません。

確かに今のお墓に使われている石たちは堅牢なので、一度形づくられれば100年200年程度の時間では、いやもっと長い時間を経ても、形が無くなったりすることはきっとないでしょう。

でもゆっくりと、少しずつですが『変化』はしていきます。きれいに磨いた面だってだんだんとツヤがとれ、平らな部分が凸凹になってくるはずです。ザラザラとしてくるはずです。

きっと、色だって変ってくることでしょう。

でもこれらの『変化』を、風化・劣化と簡単に思わないでほしいです。永く自然界に残っていく素材だからこそ備わってくる。いわば『味わい』だと思います。

第一、何百年も経っているのに、昨日作ったばかりのように角がきっちり立っているのなんて、まさに不自然極まりないでしょう(笑)

 

高い堅牢性を備えながらも、石は『風格』や『味わい』を身に着けていくことが出来る素材です。これは、変化することのない人工的な素材には、絶対に醸し出すことができない魅力だと思います。

だからこそ「石で出来たお墓の良さ」がある、私はそう考えます。

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(無機質なように感じるかもしれない)加工された石にも、色々な表情の変化や味わい・魅力がある。そんなところに少しでも触れてもらえたら嬉しいです。

石で出来たお墓の良さについては、また思いついた時にでも書いてみたいと思っています。

また、よろしくお願いします。


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