丘カロート外柵の工事を2日に分けてやる理由。川崎市多摩区の寺院墓地。


こんにちは。川崎登戸の町石屋、吉澤石材店です。

朝一番は台風一過の青空。午後からは下り坂の予報なので、半日弱を有効に使えるようにいそいそと多摩区登戸のお寺さんに行ってきました。先日下周りを据付けた、丘カロート外柵の天板(てんいた)の据付け作業です。

仕事量的には下周りの石の据付と合わせて行ってしまいたいくらい。なので2日に分けての作業なんて、ちょっと効率が悪いのでは。そんなふうに思われるかもしれません。

でも決して勿体つけているわけではありません。

上にこの天板を載せて叩いて据付けるわけです。据付けを終えたばかりの石の上で、余計な負担をかけるような作業はさすがに控えたい。そうした考えに基づいての2日作業ということです。

天板を据える前に補強金具を取り付け、それから2種類の接着剤を併用しながらしっかり据付けてきました。

目地もできるところは、ギリギリまできっちりとやります。写真は丘カロートの中に頭を突っ込んで目地作業中の様子。ここでは後ろの石の目地は前を据える前に施工したので、比較的楽にやり切れました。

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でも外柵のつくりによっては前側から据付けないといけない場合もあったりします。そんな時には上半身を納骨室に突っ込んでの作業。お参りの人が見たら、きっとびっくりするような絵ですね。

実際に作業している方も、体を入れると異様な雰囲気です。それに今地震があったらどうしようとか、つい頭をよぎったり(笑)

それでも雨水のことなどを考えると、可能なところまで頑張るべきだと思っています。

目地の一本くらいでは、どうこう変わることはないかもしれません。しかし目地一本の処理を大切にできない施工と、大切にする施工。お墓工事全体として考えたときに、その差はそれなりに大きいものになっていると思います。

石塔の文字彫刻が終われば今度はその据付作業。そしてこちらのお墓も完成になります。

しっかりとした、中身のある仕事をしていきたいと思います。

また、よろしくお願いします。


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