こんにちは。川崎市の吉澤石材店です。

今日は麻生区にある墓地で、大谷石製外柵の修繕作業をしてきました。昭和49年建立なので40年と少し経過しているお墓です。

日あたり良好の墓地のため、日陰の立地に比べると傷みの進み具合もはないのかもしれません。

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特に表面は叩いて仕上げてあることで、加工時の衝撃が石に入っていたこともあるでしょう。前方の羽目石(家紋を埋め込んである部材)はかなり傷んでいました。

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通常大谷石の外柵が崩れてくると相談された場合、今後も長く使っていくのなら御影石製にリフォームしたほうが良いと話すことが多いです。

しかしながら、状況によって今回のように悪くなった部分を交換するという方法も提示しています。他の部材もこれから年数をかけて傷んでいきますが、大掛かりなリフォームに比べて費用的にはずっと少額で済みます。

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以前と同じように加工しようと思いましたが、あまり石に負担をかけるのもどうかと考え、平面取りに切り替えて作ってみました。既存の部材の角も傷んでいるので、そう違和感がないはずです。

せっかく黒御影石製の家紋がついていたので、この部分だけ穴加工をして既存の家紋を埋め込みました。そして取り付けた様子が下の写真。

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飾りでついていたえぐってある部分(水切りなどとも呼ぶ)はあえて加工していません。石全体にモルタルがついていた方が良いと判断したからです。

以前と大きく雰囲気が変わることなく仕上がったのではないでしょうか。これでまたしばらくは使っていけると思います。

凝灰岩の大谷石は年数を経るにしたがい風化が進んでいきます。これは石の持つ性質上のことなので避けがたいところ。それでもそのお墓の立地などによって、部材を取り替えることで修繕が可能な場合もあります。

もちろん根本的な解決にはならないでしょうが、お墓を今からどれくらいの年数保っていくのか。これによっても修繕なりリフォームなりのお奨めする方法が異なってきます。

お墓が傷んできた場合、ぜひ一度対策についてご相談くださればと思います。

また、よろしくお願いします。


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