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こんばんは。川崎市多摩区の町石屋、吉澤石材店です。

さて、今日はお隣の麻生区にある墓地に現場確認に行ってきました。おそらく築40年は超えるであろう大谷石製の外柵です。

こちらのお施主様から傷んだ大谷石外柵をどうするかご相談をいただきました。実は先日物故者名を刻む件で文字すりに来て雰囲気はわかっていたのですが、もう一度よく確認です。

よく見ると…。

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羽目石・柱石に思ったよりも傷みが出ていました。お墓の場所にもよりますが、大谷石は日あたりがよく露出している部分は特に傷みが早いです。

逆に土に囲まれている納骨室などはそう悪くなっていなかったりも。本体が地中にある石なので当然と言えば当然なのですが。

大谷石外柵のリフォームの場合、一度すべてを取り払い御影石などの丈夫な素材で外柵を作り直すことがベストだと考えます。全体が経年劣化しているので、一部を取り換えても今度は他の部分が壊れたりするからです。

そこの墓所を長く使っていく方にとって、修繕のたびに費用がかかる上に根本的な解決にならない『対処療法』的な修繕はお勧めしにくいところです。

 

しかしどなたにも外柵の作り直しをお勧めしているわけではありません。

例えばお墓の承継者が決まっていない場合などでは、果たしてまとまった費用をかけて改修工事を行うのが最善かどうかということも考えたりします。

お墓の構造的な部分から言えば、しっかりと直した方が良いに決まっています。それがベストです。また、外柵でも土台になっている部分が完全に傷んでいれば、どうしてもすべてやり直さざるを得ないときもあるでしょう。

ですから外柵の傷み具合を踏まえた上で、そのお墓をあとどれくらい使っていく予定なのか。こんなところをお施主様と話し合いながら、どこがセカンドベストなのかを探っていったりします。

こちらのお墓では打ち合わせた以外に、どうするべきか悩む個所が見つかりました。

当初想定していた以外の箇所なので悩むところですが、全面改修ではない二パターンの提案をしてみようと思っています。

また、よろしくお願いします。


大谷石のリフォームについては以前にも記事を書いています。ご覧ください。
大谷石製外柵。リフォームはどう考えるか。

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