川﨑登戸の町石屋、吉澤石材店です。

日頃お墓に関して、いろいろなご相談をいただきます。内容的にはご納骨・お墓の改修・建墓・移転・墓じまいなど様々。そんな中、新たにお墓を建てる場合に多く尋ねられるのは、やはり四十九日の法要までにお墓が完成できるかということです。

四十九日法要は一つの区切り。人が亡くなり納骨する日取りとして一番多いのはこの時だと思います。そうしたことで、お墓を建ててご納骨ができれば一番落ち着けるのかもしれません。

ただし、それが間違いなく可能なのはお墓が既にできている場合だと思います。

石種や形を選ばなければ(例:在庫などを使用するなど)、そしてタイミングが良ければ四十九日法要にある程度対応できなくもありません。でも石の種類やお墓の形は限られた中での話になります。つまり選択の幅が狭まるということです。また限られた選択肢の中、考え選ぶことに使える時間は相当制限されることになります。

お墓は大切な方を供養するために作るもの、そして今後大切な方と接する場になります。そうした大切なことを決めるには、じっくりと考えるための時間的余裕が必要だと私は思います。

「これしかないんだからこれでいいや」的な決め方をするのはあまりお勧めできません。せっかく作るお墓だからこそ、納得できる選択をしていただきたいと思います。

 

話を初めに戻します。四十九日法要に合わせてお墓を完成できるかと尋ねられた時。

こんな時、私は百か日法要(あるいは時期によってはお盆、お彼岸など別の区切り)を目途に考えてはいかがですかと提案しています。

お墓を建てる時、一番大切なものは何なのか。お墓に使う石なのか、お墓の形なのか、お墓を建てる時期なのか、あるいはもっと他のものなのか。これは人によって変わってくるものかもしれません。なので無理やり私がお施主様に押し付けるものではありません。

でも家族を亡くして悲しみの気持ちが強いとき、時間的制約の中で無理に大切なことを決めなくてはならないのは大変だろうと推察します。

もちろん四十九日が百か日に伸びたところで悲しみが消え去るわけではありません。でも少なくとも倍近い時間を手にすることができるはず、これは大きいと思います。(百か日でも充分な時間とは言えないでしょうが)

大切に考えているからこそ時間をかけて。こういう考えもあるのではないでしょうか。

また、よろしくお願いします。


百か日法要を目途に、と提案する理由は他にもあります。それはまた別の機会に。

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