お彼岸中ですが東京狛江市の寺院墓地で少し作業をしてきました。来週初めにご納骨を控えたお墓の修繕です。

来週初めにご納骨を控えたお墓の修繕です。

まだ白河石などを使ったお墓が多かった時期に、茨城県産の稲田石(大郷戸という石かも)で作った立派な外柵です。ただそれなりの年数を経たため、少し羽目石が動いていました。

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御影石製の外柵で古いものでは、石同士の接合面(合口と言います)を荒らしていないことが多いです。この状態では表面が平坦な仕上の場合、モルタルがよく付きません。磨き仕上ならなおさらですね。

『本磨き』の御影石の性質がまだあまりわかっていない頃の施工では、手抜きではないのにこうした状態のこともあるわけです。

その代りと言っては何ですが、同じ合口でも手加工で仕上げた部分はざらざらとした荒れた状態。剥がそうと思ってもなかなか剥がれません。破損しないよう丁寧に作業しました。

こんな作業からもわかるように、御影石同士を従来のようなモルタル工法で施工する場合、合口の処理(ざらざらにする)は必須です。

つまり石同士が接着剤の施工であったとしても、下端(基礎コンクリートと接する部分)がモルタル施工ならば合口処理をするのが望ましいということが理解できると思います。

この案件ではドライカッターなどを使って合口部分を加工し、再据付してみました。これでまた、長い間しっかりとした状態でいてくれると思います。

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明日、石塔の目地と花筒穴をあけた水鉢石を納めて終了になります。

また、よろしくお願いします。