今日はタイトルの通り。石は液体をかけると染み込みます。

そう、普段の雨の時などは外にある石(お墓や石塀、記念碑、外壁など)は程度の差はあれ、みんな水を吸い込んでいます。

これは石の持つ性質です。何故ならば石には目に見えないような細かい孔がたくさんあいているから。これを細孔と言いますが、孔というよりも隙間だと思っていただいた方が適切かもしれません。

やっぱり一番わかりやすい例でいえば、お墓まいりの時に水をかけるとその部分の色が色濃くなることかもしれません。石によっては濡れ雑巾で拭いただけでも色が濃くなるのがわかるものもあります。

水が染みるということは液体、つまりお酒やジュース・油なども内部に吸い込んでしまうということでもあります。しかもこれらの場合、厄介なのは石に成分が残りシミを付けてしまうことです。

昨日ご相談いただいたのはマンションのエントランス部分の張り石。入居者の方がゴミ袋から食用油を垂らしたまま歩いてしまったようです。

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色の濃い部分が油じみ。こう見るとかなり汚してくれちゃっています。(※ツヤのあるところは磨いてある部分なのでシミではありません)

一般の方は油が垂れたら拭けばいいのでは、くらいにしか思わないかもしれません。でも石は思ったよりもデリケート。しっかりと染みこんでいます。

こうなったら水で洗っても絶対に落ちません。適切な薬を使って油抜きしなければ無理です。現にオーナーさんと掃除業者さんが水洗いした後の写真ですから。

まだ救いはシミてから時間がさほど経過していないこと。シミは時間が経ちすぎると定着して落ちなくなってしまいますからね。とりあえずけっこう範囲が広かったので、休み明けの対応を考えています。

うまくシミを抜くことが出来ればいいのですが、さていかに。

ちなみに石のシミ・汚れも、原因によって除去に使う薬は違ってきますよ。このあたりは感覚的に衣類のクリーニングと似ているのかもしれませんね。もし石を汚してしまったら、その原因だけは必ず覚えておいた方がいいと思います。

また、よろしくお願いします。