お正月、地元の氏神様にもお参りを


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明けましておめでとうございます。

皆さんご家族おそろいで新しい年をお迎えのことと思います。~なんて書くと堅苦しい挨拶みたいになってしまいますかね(笑)

新年といえば初詣。皆さん色々なところにお参りにお出かけになると思います。

毎年明治神宮に何百万人、成田山新勝寺に何百万人、川崎大師平間寺に何百万人・・・とご利益があるとされる有名な神社・仏閣に数多くの方がお出かけになります。

実は私もそのうちのいずれかには行ってみるつもりでいます。

でも、地元の氏神様にもお参りすることをお忘れありませんように

たとえ小さな神社であったとしてもそこの土地にとっては大切な場所です。あなたにとって、そこはお墓と並んで、大いなるパワースポットであることを知っておいてください。

日本固有の信仰では、人が亡くなってからその荒魂(あらたま・あらみたま)は33年をかけての浄化され、祖霊(=和魂 にぎたま・にぎみたま)になると言われきました。

すなわち死後一定の年月を経過すると、個性を持っていた霊体がそれを棄て、その土地の氏神様と融合して一体となる。民俗学者の柳田國男先生はその著「先祖の話」の中でそう述べています。

つまり、氏神様はその土地に住まう私たちの祖先の霊も、一体となって祀られている場所でもあるわけなのです。

お墓は仏式なのに、お参りは神社にも行ったり。

なんとなく矛盾しているように思えるかもしれませんが、日本人は古来ご先祖様を大切に敬ってきました。これは民間神道であり、先祖教と呼んでもいい日本人固有の信仰です。

その観点に立ってみれば、実は全く矛盾などしていないということがわかると思います。だから昔から、子供が生まれると氏神様にお参りに行きますし、七五三でもお参りに行くわけですね。

そうした意味からも、ぜひお正月には地元の氏神様への初詣も行ってみましょう。ご先祖様に見守られて良い一年が過ごせるのではないでしょうか。

また、よろしくお願いします。