今日はめまぐるしい天気でした。豪雨の後にはいきなりの晴れ間と気温上昇。そして今また雨が落ちています。

こんな日には作業場にて現場作業のための下ごしらえをしたりします。

今日は完成直前の現場に建てこむ既存のお石塔2基のクリーニングと花筒穴加工・下端(したば=石塔の部材の下の部分)の切削加工などを行いました。

こちらの白御影石の石塔は戦没者の石塔。なので建立して約70年ほど。長年の水あかがしっかりと付着しています。

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この水あか自体はある程度は落とせます。①・②は石の模様、③は石に入ったヒビです。見にくいかもしれませんが同じ部材だということで目印代わりに。

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雨で濡れていたこともあり、薬品ばかりでなく何種類かの方法をあわせて水あか除去です。ただし磨き直しとは違うので、黄ばみはチャレンジしたけど落としきりませんでした。

白御影石の方が、黒御影石に比べるとある程度大胆に攻められます。色が濃いものは微細なキズや薬品焼けが気になるので時間も手間もかかります。

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文字周りの水あかも落ちて、だいぶ良くはなったかな?

でも真上から見ると、黒い色が褪せているのは否めません。クリーニングだけでは新品同様とまではいきにくいもの、過剰な期待を抱くとあれっ?という感じにはなるかもしれません。このあたりは正直に申し上げます。

もっとも、水あかが落ちてスッキリとすれば印象はだいぶ変わると思いますよ。

 

また、接着剤を使って据え付ける予定なので、石の下側になる部分は切削機でカット。このくらいの建立年の石塔は下側はまず手仕上げで凸凹になっています。

あまりにえぐれていると接着剤の分量も多く必要になるし、それに何より接着力も良くないような気がしています。今までの経験上ですが。

花筒は手軽な落とし込み型に交換するので穴あけ加工。

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花筒交換を依頼されると、必ずネジ式か落とし込み式かどちらが希望かお聞きして選んでいただいています。

石屋の視点から申し上げれば、はっきり言って落とし込み型がお勧め。ねじ込み型花筒の方が費用は安上がりですが、落とし込み型は何しろ手軽です。花も低い位置に納まってくるので全体としてみても形もいいです。

今日は雨の日を有効利用!一日無駄なく過ごすことができました。

明日は現場、行けそうかな?

また、よろしくお願いします。